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あぶない農業と儲かる農業

植物成長には隙間がある

2023/06/22
全般/植物ホルモン 0
6/22 知ってますか?植物の成長には隙間があることを

植物は普通に栽培すると、途中?なことがよくあります。肥料・水いつも通りにやったけど、おかしい。病気や害虫の影響でもない。これは、植物が2週間単位で、生育をコントロールする植物ホルモンが切れるからです。栽培ではなく、ゆっくり育てるとあまりそれはありませんが、栽培では、生育を抑える期間が必要であったりします。(うまい方は、コントロールされますが)
この間に、逆に栄養=肥料を増やした場合、逆の現象が起きる場合があります。(生育障害)
植物は、保有する植物ホルモンは数億分の1gといわれ、少ない植物ホルモンがいろいろな生育部門をコントロールし、成長します。この植物ホルモンは、時々なくなります。そのとき、栽培での生育はおかしくなったりします。
(栽培と定義したのは、栽培では肥料を効率的に与えることを主眼とするからです)

植物に生育活性剤を与えると、一時生育が良くなりますが、与えすぎると、暴れます。(勝手に成長したり、成長と栄養のバランスが取れなくなって枯れたりします。)
この典型的な事例が「除草剤」です。除草剤は、植物の成長を加速させ、暴走させることで、成長と栄養補給のバランスを壊すことで、枯れさせるメカニズムです。従って、非常に薄く使うと生育活性剤となります。ですから、雨の日や、散布後雨予報の日は、散布しないような注意書きがあります。

これは、なぜかというと、植物の生育をコントロールする植物ホルモンの消費が極端に増えることで、切れてしまい、生育を制御できなくなるからです。
農業資材会社などは、この植物ホルモンが必要なことをわかっていますが、現在非常に薄い「生育活性剤」として販売しています。(厳密に分類すれば農薬に該当する場合もあります)同時に合成植物ホルモンを開発しましたが、重要なホルモンは、適合性が非常に悪く、実用化に至っていません。

植物ホルモンが切れると生育のコントロールが効かなくなる。
josou1.jpg
画像①植物の生育スピードが速くなり、暴走し、枯れる
右の野菜に、生育活性剤を与えると、生育のスピ-ドが上がります。そして暴走が始まります。
josou2.jpg
画像②硝酸態窒素が残留した植物
また、肥料を多く与えるとどうなるかですが、これは2週間で植物ホルモンが切れると、栄養を吸収はするが消化=代謝できないことで、窒素成分が葉茎に残留し、黒緑になったり、生育障害が出る。
ikata.jpg
画像③窒素過多で、葉が巻いたトマト

Q:では、植物ホルモンを継ぎ足すことができればどうなるか?
A:植物は、健全な生育を続けることが出来ます。

Q:植物ホルモンの保有量はどれくらいか_?
A:数億分の1gという非常に少ない量です。

Q:植物ホルモンの循環はどうなっているか?
A:2週間で使い切り、そのあと自家生成に入りますので、数日植物ホルモンが無い状態があります。
(大手種苗メーカーの実験にて)

Q:植物ホルモンは人工的に生成できるか?
A:各メーカーが、開発していますが、一部の植物ホルモンは成功していますが、重要なものは未だにできていません。
<実用化されている植物ホルモン>
・エチレン・・・果実の熟成で利用されます。
・ジベレリン・・・ブドウなど単為生殖(種なしブドウ)などで使われます。
<開発されたが、実用化されていない植物ホルモン>
・サイトカイニン・・・主に細胞分裂を促進
・オーキシン・・・主に生育伸長を担当する
・アブシジン酸・・・気孔の開閉、休眠・成長抑制など

Q:合成植物ホルモンが実用が出来ていない理由
A:合成した植物ホルモンは、分子構造が大きく、植物に浸透しないためといわれる。従って適合率が極めて悪いといえる。


Q:植物ホルモンは抽出し、実用化できるか?
A:学術的には、いまだ実用化に成功していない。研究室レベルでは抽出できているが、なにしろ「数億分の1g」であることで、一定量集めるのに、多大なコストがかかりすぎることと、すぐに蒸発するので、無理との学術的な意見となっている。

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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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