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あぶない農業と儲かる農業

薬草栽培

2023/11/14
きのこ薬草 0
 自分の知り合いの農家で数年前、大手企業の薬草契約栽培に乗り出したところがありました。数年育て、出荷する段になると、品質の問題を問われ、納品不適格とされ、出荷できず、大赤字になった方がおられます。
納品を受ける側からみると、薬効成分があると思われますが、契約書を見てみたいものです。

ということで、薬草の栽培についてコメントします。
[よく知られている薬用草植物
ドクダミ、唐辛子、ショウガ、やまのいも、ごぼう、ごま、よもぎ
[割と知っている薬用植物」
朝鮮人参、くず、はっか、ハト麦、冬瓜、うこん、だいだい、うど、あさがお、ハス
[需要の多い漢方薬の薬草]

種目使用量(トンコメント
1甘草(かんぞう)1,758中国から97%輸入
2芍薬(しゃくやく)1,623国産1.5% 98.5%は中国から輸入
3茯苓(ぶくりょう)1,586中国から全輸入国
4桂皮(けいひ)1,053中国から99%輸入
5蒼朮(ソウジュツ1,005中国から全輸入

其の他の漢方薬の薬草も、ほぼ中国からの輸入に頼っています。
[漢方薬の原料となるもの]
項目 内容
植物花、葉、根、茎
樹木樹皮、果皮
動物由来せみの抜け殻、牡蠣殻、化石
鉱物由来天然石膏
きのこ子実体

[国内の消費量]
約3万トン

[生薬の生産者と流通について]
生産者<契約栽培>医薬品メーカー
生産者問屋医薬品メーカー
/////////////////(市場は存在しない)//////////
漢方薬(生薬)の国内流通では、上記の2通りの方法しかありません。多くは、複数年契約を結んでいます。

[OTC医薬品]
OTC医薬品とは、医師の処方を必要としない医薬品です。
OTC.png
[OTC漢方薬]
OTC漢方薬には、「葛根湯」などあります。
生薬原料に多く使われているのは
葛根湯くず体温を上げる、風のひきはじめ、肩こり
茯苓丸茯苓(きのこ)冷え性、動悸、肩こり、更年期対策
芍薬甘草湯芍薬、甘草足のつり、月経不順、脚の不調
猪苓湯猪苓(きのこ)尿量を増やし、体外に有害物質を排泄する

〇薬草の生産は、上記のように①漢方生薬と②その他OTC医薬品用植物があります。①は契約栽培となり、薬用成分の含有量など品質が重視されます。成分不足であると買取契約の内容により納品できない場合があります。
②は、薬問屋並びに医薬品あるいは健康食品メーカーへ販売することとなります。この場合は、少量は受け付けず、ある程度のロットが必要となります。以前は1トンが基準のようでしたが、最近はそれより小口もあるようです。

いずれにしても、薬草栽培は、生産技術に始まり、納品先の確保など、ハードルが高いようです。

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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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