舞茸生産
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舞茸は、椎茸、えのきより高値です。
菌床栽培と原木栽培があります。
2019/09/04 日本経済新聞 地方経済面 長野 3ページ
エノキ生産大手のケーアイ・オギワラ(長野県中野市)など中野市のキノコ生産の4社はマイタケ生産の新会社を立ち上げた。市内に工場を設け、10月をメドに出荷を始める。同市はエノキの生産量が全国1位だが、これまでマイタケの生産はなかった。エノキなどに比べて単価が高いマイタケ生産に共同で参入し、収益向上を図る。
新会社は「マッシュデート」(中野市)。ケーアイ・オギワラ、シメジ生産の柴本産業(同市)など計4社がそれぞれ25%ずつ出資する。資本金は600万円。
ケーアイ・オギワラが持つ建物を約6000万円を投じて改装し、マイタケの生産設備を設ける。改装は終えており、10月からマイタケの出荷を始める予定だ。
改装部分の延べ床面積は約1300平方メートルで、月産500~600キロのマイタケを生産できる。来年度以降はさらに生産量を拡大し、将来的には生産設備を拡充することも視野に入れる。
JA中野市によると、中野市は年間5万トン以上のエノキを生産する全国トップの産地だ。全国シェアの4割を占める。ただ、エノキなどの価格は下落傾向にあるといい、生産者も減少しているという。
一方、マイタケはエノキなどほかのキノコに比べると、100グラムあたりの単価が高い。近年はテレビなどで健康効果が取り上げられたこともあって、需要が伸びているという。JA中野市によると、これまでマイタケは市内で生産されていなかったが、ケーアイ・オギワラなどはマイタケは今後も収益が見込めるとみて、参入を決めた。
林野庁によると、17年の長野県内のエノキ生産者は14年に比べて2割少ない308戸となった。ブナシメジも2割以上減少したが、マイタケは7戸増の53戸となっている。
ケーアイ・オギワラはエノキやエリンギ、ブナシメジを生産しているほか、今年はブドウの生産にも着手した。シャインマスカットや巨峰などを約3ヘクタール植え、3年後をめどに出荷を始める計画だ。生産品目の多角化で経営の安定を図る。
【図・写真】研修生
新会社は「マッシュデート」(中野市)。ケーアイ・オギワラ、シメジ生産の柴本産業(同市)など計4社がそれぞれ25%ずつ出資する。資本金は600万円。
ケーアイ・オギワラが持つ建物を約6000万円を投じて改装し、マイタケの生産設備を設ける。改装は終えており、10月からマイタケの出荷を始める予定だ。
改装部分の延べ床面積は約1300平方メートルで、月産500~600キロのマイタケを生産できる。来年度以降はさらに生産量を拡大し、将来的には生産設備を拡充することも視野に入れる。
JA中野市によると、中野市は年間5万トン以上のエノキを生産する全国トップの産地だ。全国シェアの4割を占める。ただ、エノキなどの価格は下落傾向にあるといい、生産者も減少しているという。
一方、マイタケはエノキなどほかのキノコに比べると、100グラムあたりの単価が高い。近年はテレビなどで健康効果が取り上げられたこともあって、需要が伸びているという。JA中野市によると、これまでマイタケは市内で生産されていなかったが、ケーアイ・オギワラなどはマイタケは今後も収益が見込めるとみて、参入を決めた。
林野庁によると、17年の長野県内のエノキ生産者は14年に比べて2割少ない308戸となった。ブナシメジも2割以上減少したが、マイタケは7戸増の53戸となっている。
ケーアイ・オギワラはエノキやエリンギ、ブナシメジを生産しているほか、今年はブドウの生産にも着手した。シャインマスカットや巨峰などを約3ヘクタール植え、3年後をめどに出荷を始める計画だ。生産品目の多角化で経営の安定を図る。
【図・写真】研修生