天然ホルモンで塩トマト
4/10 天然ホルモンを利用した栽培の資料を開発者の先生と相談して作っています。
・素晴らしい栽培技術ですので、自分の農業グループでも研究し導入しています。
まずは、去年天候不順とジャンボタニシで1反=7俵しか取れなかったお米を、20俵までいかなくても10俵以上を目標に収穫しようと、現在取り組んでいます。
天然ホルモン栽培では、植物にいろいろな潜在能力を引き出すことができます。
そのベースは、カルスと言われる未分化細胞(確定していない細胞)IPS細胞の植物版のようなものです)
・これに、天然ホルモンを与えると、与えた植物の環境において、①生命維持、③光合成促進、②成長加速、③生殖活動の順に必要な細胞を増やします。
●塩トマト
・栽培実証例として、塩分が浮いてくる土地でトマト栽培を成功されました。(熊本県八代市)
農業試験場の技術者(学者)の検証では、トマトの根がマングローブの根のような耐塩性を持つようになっていたとの報告があったそうです。
発展させて、海水で栽培できるか検証した結果、見事な塩トマトができました。海のミネラルで甘味が増えたとのことです。
・問題は、天然ホルモンの確保です。
ネットでは、植物ホルモンとも記載されていますが、化学合成の植物ホルモンもできていることから、天然(植物)ホルモンと区別しています。合成の植物ホルモンは、100%か0%の効き目で、多くの植物に適合しません。(たまに、ある品種でヒット程度で、確立が非常に悪く実用化はできていない)
天然ホルモン抽出では、成長力が旺盛なイネ科やマメ科を使います。
身近な植物で一番成長力があるのはタケノコですが、これからはまだ抽出できていません。
従って、同じイネ科のトウモロコシが利用されています。
しかし、取り出したらすぐ劣化が始まり、効果が水素のようにあっという間に抜けます。 高度な技術ですが、基本的なホルモン知識を勉強すれば、理解できます。
あとは、実践です。(成功者曰く、調合や施肥を少しずつ変化させ、調整することが必要ですとのこと。)
<上図の解説>
成長力の高い天然ホルモンにより、植物の潜在能力を引き出し、カルスを生存活動に適合する細胞を尽くしだす。