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あぶない農業と儲かる農業

四国ハーブ工場

2017/02/13
植物工場 0
2/13 気になった記事 2/11 日経新聞 四国版より
 松山市を地盤に不動産事業など手掛ける三福グループは4月、同市にハーブの植物工場を開設する。ハーブは特徴のある風味を出すための食材として飲食店の間で人気が高いが、全国的に栽培農家が少ない。植物工場で安価なハーブを栽培、年間を通じて安定的に供給できるようにし、飲食店による業務用食材としての需要を開拓する。
 工場はグループの統括会社、三福ホールディングス(松山市)が設置、運営する。3500万円ほどを投じて土地、建物を保有する郊外の倉庫を改造中で、発光ダイオード(LED)照明を光源にして水耕栽培をする。各苗は種まきの段階から35~40日かけて栽培する。植物工場は関連事業を手掛けた経験がある専門家から指導を受けて開設。1~2人の体制で運営、管理する。
 出荷は愛媛県内の飲食店を対象に5月から開始する予定。15グラム入りを販売単位の1パックとし、1日1000パックほどを出荷できるようにする。出荷価格や新事業の売り上げ規模は明らかにしていないが、価格は露地栽培される通常のハーブに比べ2~5割安くできる見通しだという。
 栽培するハーブはバジル、ルッコラ、パクチー、イタリアンパセリなど10種類ほどを予定。供給先は当初、愛媛県内にある飲食店30店ほどを見込む。ハーブは南欧料理や日本の創作料理の業務用食材として人気が高いが、露地栽培による供給量が少なく、「定番メニューへの採用が進んでいない」(三福ホールディングスの中矢孝則社長)。全国的にまだ珍しい植物工場の方式でハーブを栽培し、年間を通じて安定供給できるようになれば、需要を喚起し「新しい市場を創り出すことができる」(中矢社長)と考えている。
 配送は地元の青果卸に委託。出荷先の飲食店は三福ホールディングスと青果卸で手分けして開拓する。需要動向をみながら工場の拡張や松山市内の別の場所での新設も検討するが、供給先は愛媛県外には広げない。比較的規模の小さな投資と設備で事業化できるため、県外で希望する企業があれば、工場建設や運営についてノウハウを供与をする方針だ。
 三福グループは三福綜合不動産(松山市)、三福ホールディングス、三福テナントインフォリンク(同)など10社で構成。年間売上高は約30億円、従業員数は約150人。不動産の仲介、開発のほか自動販売機の設置・運営やフィットネス施設・マッサージ店の運営などを手掛けている。
ハーブ工場の概要  
用地面積 約230平方メートル 
建築面積 約130平方メートル 
栽培設備 幅0.7~1.4メートル、奥行き9メートル、高さ3メートルの7段ラックを4台設置。LED照明は1470本
【図・写真】郊外にある倉庫を改造してハーブの栽培施設にする(松山市)
sanpuku.gif


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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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