FC2ブログ
あぶない農業と儲かる農業

稼ぐ農業

2016/10/18
輸出 0
10/18 日経新聞より
 農業ベンチャー(VB)が生産や流通の新しい仕組みで新規就農や規模拡大を支援している。高齢化で地方では新規就農者の確保が課題だが、半数は年収300万円未満の低収入にあえぐ。そこでVBがアイデアとIT(情報技術)で「稼ぐ農業」に変えようとしている。
 「まさか1年で黒字になるとは」。和歌山県紀の川市の田中秀和さん(43)は昨年6月に飲食店勤務の兼業農家から専業農家農業総合研究所だ。
 農業総研は都市部のスーパーで産直野菜を販売する「農家の直売所」を運営する。全国の生産者から、全国約60カ所の集荷場に農産物を集め、約700店の提携スーパーに出荷する。生産者はどのスーパーにいくらで売るのかを決められる。
 農産物は一般的にJA(農協)や市場、仲卸を通すため、生産者の手取りは末端価格の3割程度とされる。農家の直売所は農業総研とスーパーの手数料を引いても65%が手取り収入になる。田中さんは「コンテナ1箱分のはっさくの収入は1500~2000円から倍以上になった」と話す。農家の直売所の利用者は5800人にのぼる。
 農業総研はNTTドコモと提携、24日から栽培記録やスーパーの市場価格をタブレット(多機能携帯端末)で確認できるサービスを始める。
 熊本県八代市のトマト農家、山本恭平さん(29)は昨夏、作付面積を従来の倍の60アールに拡大した。しかし水と肥料やりの時に転身した。夏はキュウリ、冬ははっさく、白菜などを育て、経費を含む今年1年の収入は1200万円を超えそうだ。田中さんを支えるのが間が大幅に減り、作業員を増やさなくてもこれまでの2倍の量のトマトを収穫できた。山本さんの規模拡大を支えたのが水と肥料やりを自動化するシステム「ゼロアグリ」だ。ルートレック・ネットワークス(川崎市)が開発した。
 ゼロアグリは日射量や温湿度、土壌の成分が分かるセンサーを設置。ハウス内の土の中に穴の空いたパイプを敷き詰め、センサーの情報から最適なタイミングと量の水と肥料が自動的にパイプ内を流れる仕組みだ。熟練者の栽培データをまねれば、だれでも質の良い農産物を多く生産できる。
 ゼロアグリの設置費用は20~30アール当たり300万円程度。佐々木伸一社長は「年商が700万円以上の農家なら1~2年で元が取れる」と話す。現在は50軒の農家が使用し、来年夏には200軒に増える見通しだ。
 プラネット・テーブル(東京・渋谷、菊池紳社長)はJAルートに乗りにくい規格外の野菜を業務用に流通させる。主に都内の飲食店に卸す。
 例えばスープに使う場合、形状は関係ない。スマートフォンで1個から即日配送するため、開始から1年で全国3000の生産者、900の飲食店が利用している。

 少子高齢化で農業の担い手が減る中、新規就農者を増やすことは喫緊の課題だ。農林水産省によると、2015年の新規就農者は約6万5000人。うち非農家出身は3570人と5年間で倍以上に増えたものの、全体の5%にすぎない。8割が実家の農家を継ぐ就農者で農業生産法人へ就職する人が16%で続く。
 農家の後継者育成や農業生産法人への支援に加えて、非農家からの新規参入を促すなど多様な担い手の確保が必要だ。未経験者の就農で高いハードルとなるのが収入の低さだ。全国農業会議所の調査によると、半数近くの年間販売額は300万円未満だった。
 農水省は補助金で就農支援するが、支給の期限は5年間。期限が過ぎた後も継続的に農業を続けられる環境づくりが求められる。そこに農業VBが流通や生産システムの構築で存在感を示せるチャンスが開かれている。


20161017kasegu_VB.jpg


へ

Comments 0

There are no comments yet.
スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
輸出