きのこの種類と収益性




どのきのこが儲かるか?
施設の違い、栽培方法、流通によっても異なりますが・・・・
種類 | 栽培 方法 | ランク | 特徴 |
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椎茸 | 原木林地 | B | 山林・水の確保、乾燥施設、重労働の作業有、乾燥椎茸では品質高い |
菌床 | A | 菌床の入手容易、同業他社多い、生椎茸の販売が多い 秋から春の栽培 | |
キクラゲ | 菌床 | B | アラゲキクラゲ クロ木耳 需要が増えたキノコ、春から晩秋までの栽培 |
シロキクラゲ | 原木 | A | シロキクラゲ族シロキクラゲ科のもので一般的なキクラゲとは別種。甘未もの、サラダに利用。アラゲキクラゲのアルビノもあるが、これは光を浴びるとくすんた色がついてくる。(白いキクラゲ) |
シメジ | 瓶菌床 | ▲ | 大手・中堅キノコ会社が強い。小規模事業者は不向き |
エリンギ | 瓶菌床 | ▲ | 同上 |
マッシュルーム | 堆肥菌床 | 〇 | 菌床入手が特殊 オランダ産か、大手会社からの購入 自家製馬糞菌床も可能 栽培工程など、開示されない部分が多い。 |
舞茸 | 原木&菌床 | A’ | 大手が強いが、隙間はあるキノコ |
なめこ | 原木&菌床 | ▲ | 大手・中堅キノコ会社が強い。小規模事業者は不向き |
平茸 | 原木&菌床 | A’ | 一定の需要はあるがメジャーではないことで、流通は少ない。 |
ヤマブシダケ | 希少キノコ |
キヌガサダケ | スープ料理での利用が多い |
・しいたけ・・・原木は収穫時期が限らており、栽培スキルも必要で、手間がかかります。
菌床栽培もありますが、100gあたりの卸値が100円以下ではやっていけません。
・しめじ、えのきだけ、えりんぎ、なめこ、まいたけ
大手会社が大量栽培しています。
フランチャイズで、生産しているところもありますが、設備投資のわりに、卸値が安く廃業も多いのが現状
・ひらたけ、マッシュルームなどは、大手の参入は少ないですが、流通が少ないことで、販売力が必要です。
・きくらげは、穴場ですが、栽培に手間がかかります。
しかし、労力と段取りがしっかりしていれば、流通も多いことと、栽培サイクルも高回転できるので、収入を上げやすいようです。
・薬用キノコは高値で取引されますが、販路が少ないため、苦労します。
最近は、冬虫夏草の栽培もできますが、これも流通が困難
その点、鹿角霊芝は代替医療の商材としても利用され、製薬会社、健康食品会社のニースが多く、生産量も少ないので、いい菌床が継続的に購入できれば、安定収入も期待できます。
○スーパーに並んでいるキノコ類は、工場生産で大量に生産するので、小規模栽培にむいていません。価格で負けてしまいます。
○特殊なきのこは、流通が狭いため、販売が難しそうです。
○小規模栽培で収入が得られるニッチなきのこは、限られそうです。
