枯れると腐る




腐るのは、植物が自然の栄養素から成長したのでなく、化学肥料を吸収して育ったからです。
化学肥料は、即効性がありますが、分子構造が大きいので、植物が吸収するにエネルギーを消費します。
リン、カリ、窒素成分が植物の3大栄養素といわていていますが(現在は増えています)特に窒素成分が問題です。
硝酸態窒素を植物が吸収して、アミノ酸→タンパク質と合成していくのですが、
化学肥料では、合成するエネルギーが不足して、硝酸態窒素が植物に残留します。
大人では、硝酸態窒素を胃で分解もできるそうですが、幼児は危険です。
欧州では、死亡例が多数でてことで、規制が強化されています。
ほうれん草がいい例です、えぐみのあるほうれん草には硝酸態窒素が多く含まれています。
見栄えはいいですが、体に悪いもので、子供が食べたくないというのは、正しい摂理とのことです。
自然界はよくできたもので、子供の頃はピーマン、ほうれん草、にがうりなど苦味のあるものは、好みませんん。
大人になったら、このエグみのあるものは、消化できるので、食べるようになるみたいです。
この硝酸態窒素の残留している部分は植物の弱いところで、腐敗しやすくなります。
また、害虫の好むものです。
害虫はこの悪い部分を食べてくれる生き物で、自然界からみると益虫となります。
一方、腐らず枯れるものは、野山の植物や無化学肥料の植物です。
植物が自然の栄養素で、育った場合は、枯れていきます。