畜産農家取材




週末、宮崎県に入り、和牛農家取材を行っています。
■宮崎県庁へ
畜産業の現状、TPP対策とかお聞きしました。
■何ケ所かの市役所へ
・地域の農家は、現状では困ってない。
価格も高止まりしている様子です。
■畜産農家さんへ
今は、価格が安定していいけど、先々は不安だ
現在は、畜産農家の減少で、価格が上がっているのだと思う。
頭数が増えたり、安い牛肉が入ってくると、上の評価以外の和牛は苦しくなりそうだ。
JAの融資審査もきびしくなってきている。
融資が減ると、子牛生産もしくは肥育の頭数が減る。そうなれば収入も落ちる。
価格も下がれば、廃業するしかない。
●現状では、TPP対策の具体案の提示もあまりなく、経過説明会程度になっているようです。
畜産農家は、多くの不安を抱えています。
早くやめたい。
息子には継がせたくないが多いようです。
JAからの融資を受けて経営している畜産農家が圧倒的に多いのですが、指導のレベルも落ちているようです。
また、和牛は地域の特産品として県単位でアピールしていることで、行政の垣根を設けているところもあり、そこも畜産農家が改善してほしいと要求があるようです。
販路の拡大、販売出口と経営の改善・支援がないと、中小規模は廃業が多くなりそうです。
一方、大手の畜産農家になると事情は違ってきているようで、集約的経営で前進できそうだとのお話しもありました。
やはり、個人農家がまとまって、交渉力を発揮で起用にするか、「民+農業」のコンソーシアム経営に移行するか、必要だと思いました。