化学肥料の問題
11月に入り、全農の肥料問題のニュースが、ありました。
「肥料メーカーが成分偽装 JA全農が回収始める」の記事です。
肥料メーカーの責任と報道されていますが、根は深いものがあると思います。
農協を束ねる全農の影響力は、非常につよく肥料メーカーに価格面で、当然圧力をかけています。
メーカーは、自助努力の範囲を超えるギリギリまで、追いつめられます。
その結果が、こういうことにつながります。
日本の有機JASは、こういった問題も合わさって、海外では、有機と認められません。ローカル・ルールの範囲です。
農家が、有機JASの認証を取ろうとした場合は、非常に負担が大きいのが実情で、それをコストに転嫁できればいいですが、非常に苦労します。
では、グループ認証でいこうとなりますが、これも怖い選択です。
だれか一人が、管理を怠ったら、全体責任で皆、認証からはずれすことになります。
このくだりは、TV番組の「限界集落株式会社」でもありました。