和牛の6次産業化・・



私が、南九州も回っていることで、最近また知人から、A5等級の和牛を、直接仕入れたいと連絡がありました。
畜産は、6次産業化として、ご案内している地区はありますが、あまり得意ではないのに・・・
・実際、肥育者は農協にしばられていますし、いい肥育者ほど恩恵にあずかっておられ、抜けられないのが実情です。
・なかには、法人化して自力でやっていけているところもありますが、ごく一部。
■今週末、南九州で和牛の生産者の6次産業化推進の説明会が開催されることになり、プレゼンターを依頼されました。
市議会議長さんが後見人で、畜産者と関連する農業者も参加されるとのことです。
・流通から見た和牛、農協に頼らない生産組合の設立、6次産業化、A-FIVEとの連携など、いろいろなアプローチがあります。
・大事なのは、流通業者・団体がもっている融資・補助金制度
生産・肥育者が、出荷も田がけることで、これが可能になります。(このための6次産業化、6次産業には流通が入ります)
国の農林水産業への補助制度も、「2名以上のグループ」「事業組合」「農業法人」など、グループ化を推進するところに厚くなってきています。(理由はおわかりだと思います)
また、これらのグループへ欧米のように直接補助制度へ移行しつつあります。
■和牛生産者・肥育者の収入をあげられる仕組みが作れるかがカギです。
グループ化は、それぞれの思惑などがあり大変ですが、議長さんが後ろ盾になるとのことで、期待もあります。
成功された場合は、後日掲載します。
ところで、和牛の勉強もしておかないといけません。知人から連絡あったA5等級とは・・・
理解はしていますが、もう一度復習をかねて
・A、B、Cは、良、普、悪
・5つのランクは、肉質
これは、A5等級の松阪牛

これも、A5等級
最近は、健康志向から、さし(霜降り)の少ない、このような赤身の多い肉が好まれていると知人の流通業者がいっています。

【肉の光沢】
肉眼で判定される、肉の色や光沢です。
5:かなり良いもの
4:やや良いもの
3:標準のもの
2:標準に準ずるもの
1:劣る物
【肉の締まり及びきめ】
こちらも肉眼で判定します。肉の締まり具合と、きめ細かさです。
5:締まり具合がかなり良く、かなりきめ細かいもの
4:締まり具合がやや良く、ややきめ細かいもの
3:標準のもの
2:標準に準ずるもの
1:締まり具合が劣るり、きめか粗いもの
【脂肪の色沢と質】
脂肪の色、光沢と質によって決まる等級です。
脂肪の色は、牛脂肪色基準に沿って判定され、光沢と質は肉眼で判定されます。
5:かなり良いもの
4:やや良いもの
3:標準のもの
2:標準に準ずるもの
1:劣る物