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お茶とコーヒー豆の国内栽培

2023/09/19
農業技術 0
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にて、2014年からのブログで有用記事、注目記事、その後の経過などを掲載しています。

9/19 お茶とコーヒー豆の国内栽培
国内では、お茶の消費量は年々減少していますが、一方コーヒーの消費は伸びています。農林水産省のデータによると、令和3年では「緑茶7.5万トン」ですが、紅茶やウーロン茶など輸入もされており、輸出もあります。生産県ランキングでは、①静岡県②鹿児島県③三重県④宮崎県⑤京都府となっています。お茶の出荷単価は、静岡県の業者の方にお伺いすると10年前の2割程度となっているとのことをお聞きしました。大手飲料メーカーさんに出荷が増えているようで、大量に購入することもありかなり安い価格で出荷しているのが現状とのことをお聞きしました。
一方、京都「宇治茶」、鹿児島「一番茶」、宮崎「釜炒り茶」、三重などではブランド茶などとして販売されています。しかし、最大生産地の静岡県の卸相場が基準となることで、ブランド茶の販売もあまり高くなっていないようです。

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一方コーヒーの消費量は、1960年代から増加し、高い水準で推移しています。
コーヒーの消費は1960年は年間量消費量1万トンでしたが、以降下図のように急増しています。

1960年1万トン
1970年 10万トン
1985年20万トン
1990年30万トン
2000年40万トン
2020年45万トン

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最近では、コーヒー豆の適温が15~30℃であることから、沖縄県や九州地方で栽培されるようになっています。
ハワイで豆栽培を学んだ方が福岡県柳川市で、コーヒー豆栽培と開始し、クラウドファンディングで販売を行っておられます。
熊本県では元高校の先生がオーナー制度のつくりコーヒーファームを経営されています。
また、生豆の国内焙煎も増加しています。
国内生産は極めて少量で、コーヒー豆は全量輸入ですが、世界的にコーヒーの生産量が減少していることで、こだわりのコーヒー豆の栽培事業も面白くなりそうです。

ちなみに、コーヒーの木は冬場は適度な低温(10℃あたりらしい)にすることで、品質が向上すると言われています。ハウス栽培でのコーヒー豆栽培も面白そうです。日本の寒暖の差の気候で育つコーヒー豆は価値がでるのではと思われます。事業化するところが増えるのではと思います。



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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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