野菜栽培と土作り



・野菜栽培を無農薬でという意気込みの方は多くいらっしゃいます。
・いい師匠について、学ばれるのがいいと思いますが、
無農薬、無化学肥料については、よく勉強してからでないと、苦労します。
<まずは土づくり>
・有機の土作りが大事です。
化学肥料過多の土壌は、化学肥料が分解されていないことで、投入しても効き目が薄くなります。連作障害とか。
また、化学肥料は分子構造が大きいので、植物が充分に吸収できません。従って、残留成分がのこります。
さらに悪いのは、硝酸態窒素の残留です。
竹酢液等で、溶かして細分化できますが、その後は微生物の力を借りなくては分解できません。
<植物に必要な養分をいつ、どうやって供給するか>
土ができれば、栄養素を必要な時期に、必要なものを送り込むだけです。
・3大栄養素+アルファ(最近では特にCaの重要性がいわれています)
・病害虫対策
無農薬でも使用できるものが多々ありますが、木酢液・竹酢液には注意が必要です。タール成分が入っていればよくありません。
・追肥、実肥
・天候不順の対策
光合成促進の肥料、成長ホルモンの投入
■慣行栽培 → 減農薬栽培 → 農薬不使用栽培 → 有機JAS規格の栽培 → 有機国際規格栽培SGS と段階があります。
・若手の農業者は、ぜひ上を目指していただき、日本の安全な食の農産物の輸出まで、手がけていただきたいと思います。