秋田県夏イチゴ
6/6 秋田県で夏イチゴ
昨年から夏イチゴの栽培が全国的に盛んになっています。
夏場のイチゴは、イチゴ全体の収穫量の1%にも満たないが、需要は途切れないことが知られています。
生産者にも、夏イチゴの生産を依頼するメーカーさんが増えており、私共の農園にも声がかかります。夏イチゴに焦点があたるのは、価格が高いことにつきます。
しかし、
夏イチゴを生産するためには、大きな課題があります。
①イチゴの品種を変えなくてはいけない
夏イチゴにむいているのは「四季成りイチゴ」です。この品種は、春から秋にかけて収穫できます。比較的高温に適応できる品種が多いようです。
②一季なりイチゴの夏場収穫は、難しい
これに対して国内で多く栽培されているのは、「一季なりイチゴ」の品種であり、福岡県では、ブランドいちごの「あまおう」の人気が高く、あまおうで夏イチゴ栽培する場合は、温度管理に設備投資と生産コストがかります。
③夏場の収穫は、作業者の肉体的負担が大きい
夏場、ハウスを開けていますが、収穫作業が大変きつく、体調不良になったりします。植物工場では冷房を効かして作業しているところもありますが、1農家では広い空間の冷房はコストが高すぎるのが無理のようです。
④栽培技術優先か、機械化か、両方導入かが必要
「環境制御機械+設備増強」が一番手っ取り早いですが、大きな資金導入が必要です。コストを下げようとすると、ここに栽培技術を加えることになりますが、これが難しいのです。
下の画像は、四季成りイチゴの夏あかり・・・夏イチゴの生産で栽培が多くなっている品種です。
6/6本日の日経ニュースで紹介されていました。秋田県の秋田色産さんの画像です。
夏イチゴの卸値は2500円程度、直売では4000円以上します。