芋焼酎ピンチ

3/4　焼酎の原料芋がピンチ
焼酎の生産量は、全国に広がっていますが、焼酎用の芋がサツマイモ基腐病の影響で、「焼酎の値上げ」「販売休止」が相次いでいます。
焼酎用の芋は、主に小金千貫ですが、これは基腐病にかかりやすく、育苗の段階で感染した芋株から、取ったものが、定植され広がった模様です。本年2月時点では、全国31都道府県で発生しています。
焼酎の産地では、芋の取り合いになっています。

食用では、「ベニハルカ」「ベニアズマ」が基腐病に弱いとされています。
焼酎芋では、「みちしずく」という品種が開発されていますが、生産量は10にとどまっています。（サツマイモ全体の生産量は、71万700トン）

私共は、大手昨年早くから何回か、焼酎メーカー様に、芋農家へ苗芋の育苗と定植時の管理で、実証試験で成功した資材の提供をご案内しておりましたが、ご連絡は現在までございませんが、メーカーなかなか大変のようです。
私共は、苗芋が感染していても、発病しない処理方法を開発し、仮に感染した苗を植えても、発病しないことで、生産量を確保し、その間に新品種を開発するというコンセプトです。
基腐病にかかりやすい品種と、強い品種があります。

熱帯地方でのバナナの病気感染と同じです。大手バナナメーカーから東南アジアでのバナナ園の病気処理の依頼もきておりました。
ここでも、定期的に病気が発生し、その都度新品種が開発されています。バナナも一年草ですので、サツマイモと同じ栽培さいくるです。自然環境での栽培でなく、肥料を多用する栽培では、「病気の発生の繰り返し」か「連作障害」の発生が、ほぼ必然となっています。

これを解決するため
①交配による品種改良（日本では、長い時間をかけ交配を繰り返しおこなっています）
②遺伝子組み換え
③ゲノム編集
（以前は、遺伝子組み換えより安全といわれていましたが、そうでもない下線文といわれるようになりました）
④微生物遺伝子（最新技術　　植物遺伝子のカット　＆　他の微生物の組み込み）
にて、新品種が開発されています。

弊社の資材では、病原菌の発生を抑制することはできますが、病気の根絶はできませんが、新品種が開発されるまでの、生産が維持できます。