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あぶない農業と儲かる農業

就農準備金どっちが

2022/12/26
農業法人 0
12/26

就農準備資金・経営開始資金(農業次世代人材投資資金)

農業法人さんは、農業に従事する社員を雇用する際「農業次世代人材投資資金」の補助金が利用できます。
農業を始めたいが、まずは農家もしくは農業法人に勤務してからというからには、農業次世代人材投資資金(準備型)も申請できます。
補助を受ける金額は、同じですが、少し違いがあります。

A[農業次世代人材投資資金(準備型)」
・対象者:研修期間で研修中の49歳以下の方
・支援額:12.5万円/月(150万円/年)最大2年間
B[雇用就農資金]
・対象:49歳以下の就農希望者を新たに雇用する農業法人等、雇用して技術を習得させる機関 
・支援額:最大60万円/年×最長4年間 
・補助率:国10/10

Aは個人(申請者本人)が申請し、補助金を受け取れるものですが、認定された研修機関(認定された農業法人および農家含む)で研修中であることが必要です。
Bは、農業法人や農家が従業員を雇用するときに申請できるものです。
受取金額は、ほぼ同じですが、Aは、収入の増加に伴って、補助額が減額されます。
Bの場合は、毎月の支給額は5万円で、4年かけて支給されます。

先週末、農業法人さんから相談があって、
(Q)どっちがいいの、両方申請できるのとの質問でしたが、・・・
(A1)両方は受け取れません。(雇用就農資金の支給申請の際も、念押しされます)
(A2)研修を受け独立される方の場合は、Aがいいのでしょうが、多人数に対応される場合は、Bが楽です。
・雇用する側にとっては、直接受け取れるBが使い易いといえますが、「雇用就農」→「独立経営」を目指す意志のある方の場合は、事前にお話を聞き、うまく制度を利用できるようにしてあげた方がいいでしょうとアドバイス差し上げました。Bの場合は、「給与」+「給付金」となりますが、収入が一定額を超えれば、支給が減額されるので、A≧B・・・A=Bに落ち着きます。

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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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