イチゴあまおう早くも店頭に
11/20
自分も、農業法人さんと一緒にあまおう栽培をお手伝いしていますが、11月中旬では百貨店では時々みますが、スーパーにあまおうが並んでいました。
結構いろいろなスーパーに並んでいます。
「博多あまおう」のブランドですので、JA八女地区のものです。
八女市の知り合いの栽培者に「八女地区は今年定植をはやくしたところが多かったですか?」と尋ねると、全体いつも通り9月末か10月初めだよとのこと。
博多あまおうがもうでまわっているよと聞いたら、若手の農業法人さんあたりかな?とのこと。
[8月末から9月定植は、天候リスク大]
福岡のイチゴの定植は、9月末から10月にかけて行います。
8月からの定植は、台風がこなければ、早期出荷ができて、晩秋から冬場の高値の時期に販売できます。しかし、この時期台風が良く来るのです。台風が来たら、ビニールシートを急いではがします。頑丈なハウスは、そのままのところもありますが、台風が良く来る南九州よりはパイプの太さが少し小さく、倒壊の恐れがあるので、ビニールシートを外します。
台風の雨風が強いと、露天のハウス内は、イチゴ株が痛みますが、ハウスが倒れるよりはダメージが少ないと割り切ります。
[11月からの収穫は、ギャンブル」
今年のように、早期定植でうまく生育したら、ラッキーです。しかし、長く栽培している生産者は、リスクをとりませんので、出荷は12月からに照準を合わせ、栽培します。
イチゴ農家は、12月~2月が書き入れ時です。
[最近は、スイーツ需要で夏場のイチゴ栽培にチャレンジが増えるが・・・」
あまおうを栽培していると、いろいろなところから声がかかります。特に新しいハウスで機械をいれると、夏イチゴ栽培されますかと聞かれます。
できないことはないですが、コストがかかりすぎで、皆やりません。
●イチゴは多年草なので、2~3年栽培も可能ですので、夏場も花芽を着けさせるには、冷たい温度を与えないといけません。蕾が途切れると、次のシーズンまで花は咲きません。
●夏場のハウスは、一部ビニール外していますが、とても暑いですので、重労働で、作業するかたのケアが必要です。