収穫後の田んぼの作業
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今年の、お米栽培は、収量があまりとれませんでした。麦の収穫待ち、田んぼの水の順番待ちに始まり、その後の水不足で、収穫が遅れました。お米栽培では、収穫後もいろいろ作業があります。
毎年収穫後は、もみ殻やヌカを集めて、来年のために田んぼに散布します。稲わらは、以前は和牛畜産者に提供し、堆肥と交換していましたが、購入していただいている方から、味があっさりなったねとの声がありました。小さなことですが、皆で研究会や大学の先生にご教授いただいたり、調べたりしました。
先生によると、味は専門外なのでわからないが、稲わらやもみ殻にはシリカ(二酸化ケイ素)が多く含まれており、人間の臓器を活発化、酸化や老化防止の役目がある物資がある。味・風味はわからないが、稲わらを土に戻していないので、それだと思うよとのことでした。健康食品会社との研究では、お米コにシリカを混ぜて炊くと、コクと甘みが増すという、テースティング結果があった。それぐらいかなとのこと。
シリカ・・・鉱物性のものと動植物性のものがあるらしいです。植物では、先の稲わら・もみ殻に多く含まれ、その次がゴボウのようです。その次が、ジャガイモ、サツマイモ、レンコン。そういえば、ゴボウ単体では、それほどうま味は感じませんが、地元福岡はうどんには「ごぼ天」が超定番うどんのおいしさが増します。また、もつ鍋や鍋物にいれるとコクがでるように思えます。(勝手な解釈ですが)
ということで、毎年、もみ殻、米ぬか、稲わらは田んぼに戻しています。
糸島市の田んぼに、もみ殻をまいています。
軽トラで、運んできて、一旦おろし、手作業で広げます。
田んぼに均等に散布します。
無農薬の米栽培でので、お得意さんも、健康に気を付け、味にもうるさい方が多いです。
来年のお米のために、秋から冬も作業します。