ドローン播種・関川村
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新潟県関川村で、㈱オプティムが開発した自動飛行ドローンで直播装置で稲作の実証栽培がおこなわれていました。関川村は、新潟市の隣の新発田市の隣接する地域で、山に囲まれた土地です。
2000年に、地元の新潟市の企業が、農業振興と、新潟市商店街との連携のご相談があった際、何度もお伺いした地域で、役場の方にはいろいろお世話になったことがありるところです。
新潟市の企業の案件は、関川村で施設栽培を行い、地元の新潟市駅前商店街で販売するという商店街の企画でした。コロナ禍の初期の時期でしたので、商店街の廃業が出てきた時期でした。関川村の温泉を利用した、施設栽培で、イチゴ、アスパラガス、山芋、その他葉物野菜の創業の件でした。役場の方に農地を斡旋してもらい、いろいろ探しました。いい候補地が見つかって、調査訪問を行いましたが、水の便がどこも悪く、井戸を掘るコストが非常に高かったです。依頼主の企業さんは、ここでの創業を断念し、新発田市を挟んだ地域の聖篭町にて農業を開始されました。(聖篭町は、新潟県で多くの工場がある地域で、地方交付税が交付されていない珍しい自治体です。)
本題の、ドローンで稲作の播種の実証栽培ですが、関川村では新潟魚沼産コシヒカリと並び称される「岩船産コシヒカリ」が地元では有名です。若者が農業就農の機会を作るため、スマート農業の実証の場にする計画です。
稲作の担い手不足が深刻なため、耕作放棄地が増えている地域です。米価が下落傾向なのも米作に魅力がなくなっている要因です。関川村では、人の手間がかかる施設園芸は、高齢化地域のなかでは実行できない悩みがあったからで、稲作からスマート農業を普及しようという考えで、今回のオプティムさんや、米国IT企業、サントリーなどと協力関係、脱炭素では日立系の会社と組んでおられるとのことです。
まだ、実証結果は報告がなですが、取り組み自体は、切羽詰まった状況の中で、打破企画ですが、面白い取り組みだと思います。
撒種ように開発されたドローンです。
播種の様子です。
関川村の加藤村長