放射線照射による新品種開発
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㈱クォンタムフラワーズ&フーズさんが、量子農業として、中性子線を使って遺伝子複製エラーを人工的に行い、新品種を素早く作る技術を実用化しています。
従来の技術は、放射線(ガンマ線や重イオンビーム)を利用して突然変異を起こし新品種を生み出し、すでに3000種ほど新種登録されています。新品種を作り出すまで、3~5年かかるとされています。
これに対して、中性子線を使うことで、開発期間が上記の1/2になるとのことです。
現在は大強度陽子加速器施設「J-PARC」(茨城県東海村)を利用する。今後はより効率良く実験ができるよう、自社の小型照射器を高エネルギー加速器研究機構(KEK、同県つくば市)と開発中だ。2025年4月ごろに導入することを目指すとのこです。
照射コストが粒来の最大1/172 変異率最大300倍とのことです。
筑波大学を中心に、大阪大学、京都大学、九州大学、茨城大学と提携しているとのことです。
・①「遺伝子組み換え」や②「ゲノム編集」での新品種を作り出す手法もありますが、遺伝子を傷つけ変異を促す③「中性子線変異」技術で生まれた品種の安全性はどうなのでしょうか?
比較すると ①<②<③となると思われますが、今回の記事の③放射線照射(中性子線含む)においても、発がん性のある作物の可能性があるといわれています。
①遺伝子組み換え作物は、発がん性があったり、農薬に強いことで、農薬含有量が多かったり、生態系の変化を起こすことが指摘されています。
花においては、30年以上前から実証されていたようですが、色素の変異はできないという結論もあるようです。