空の水利権問題
10/10 空の水利権問題 人口(降)雨
10月初めの日経新聞の記事であるが、
世界各地で発生する干ばつを受けて人工的に雨を降らせる取り組みが広がってきた。中東やアフリカの国が国家計画として今年から相次いで始め、中国も8月に90回超試みた。干ばつなど自然災害による経済損失は世界で50兆円に達する。食糧危機に加え、インフレや供給制約を悪化させる要因にもなりかねない。人工降雨の技術はまだ課題が多く、実用化に向けた開発の加速が急務だ。
人工降雨はヨウ化銀や塩、ドライアイスなどを雲に散布して、雨を降らせる技術だ。
慢性的な水不足の地域・・・サウジアラビアなど
干ばつ頻発の地域・・・アフリカ・ニジェール
干ばつ地域・・・中国長江
人工雨は、ドライアイスやヨウ化銀を利用して上空に撒き、雨の素である氷晶を発生・成長させ、雨を降らせる技術だ。日本においても、実証実験が何度もあります。農業の利用以外では、上空の雲を成長させることで、雨を降らせ、イベント日程を快晴に導くことが可能とされています。
世界では、50か国以上が、年間100件以上の実証が行われているということです。(名古屋大学による)
この人工降雨では、本来振るはずだった地域に雨が降らないとか、別の地域の降雨量が減るといった問題が提起されており、問題も抱えております。
イスラエルVS中東各国
中国VSインド
中国では、ロケットによる降雨実証が大規模に行われています。
食料生産のためには、水が重要なのですが、雨の利権問題が出てきそうです。