大学教授による土曜改良
6/30 九州大学の教授による土壌改良
6/29 九州大学の教授による施設栽培での土壌改良を行ってもらいました。
といっても、暗渠工事の最中でしたので、一部の区画で試験を行いました。
①土壌、50cm程度堀り、残留成分があるかないか確認作業
画像1は、教授の写真
画像2は、土壌を掘り下げている様子
50cm以上掘られましたが、残留化学物質はありませんでした。
農薬や化学肥料を多く使っている農地は、緑色の化学物質汚染があるそうです。
画像3は、教授が開発した資材を散布している様子です。
昨年この農地は、病気が多く発生し、作物の収穫に多大な被害があったことで、表土の殺菌などを行っています。
散布しているのは、微生物資材
これが、米国食品衛生局に登録された、教授自慢の資材です。
1m四方にたっぷり散布して、後日土壌調査、微生物調査を行います。
微生物を使った資材では、EM菌農法とか聞いたことがありますが、教授に尋ねると「全く違うよ」との回答でした。
説明を聞くと難しいのですが、わかりやすく言うと、「土着菌を分析し、善玉菌と悪玉菌、日和見菌の割合が大事とのことです。」善玉菌オンリーの環境が良いかと聞くと、違う悪玉菌の活動によって、善玉菌も活動することになるとのことで、バランスが大事とのことです。土中では日和見菌が一番多く存在し、善玉菌が多いと、善玉菌側に付き、よい働きをするそうです。
頑固な土壌では、強力な菌をブレンドして散布する必要があるとのことです。
教授の微生物のブレンドの多くは、キノコ菌も多く入れているそうで、これが大事といっていました。キノコ菌は、子孫を残す活動では、子実体(キノコ部分)を発生させますが、普通は菌として活動し、物質の分解・合成を行っているとのことです。