2016年はキノコ栽培 その後は
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キノコ栽培の動向
2016~2017年は、キノコ栽培に参入される企業様が多くありました。
[事業のタイプ]
Aタイプ・・・本業+キノコ栽培・・・主に企業、次に個人事業者
Bタイプ・・・創業・・・退職し創業
Cタイプ・・・農福連携・・・障碍者施設での農業
Dタイプ・・・太陽光シェアエアリングでの栽培

(平茸のLED栽培 飲食店様 広島)
Aタイプの企業としてのキノコ参入は、現在も頑張っている事業者が多いようです。
Dの太陽光シェアリングでは、キノコ栽培だけでは、承認されないケースが多く、野菜などの栽培との組合せが多いようです。
(キクラゲ周年栽培 山口)
[栽培品目]
〇椎茸/キクラゲ・・・需要が伸びています。
〇マッシュルーム・・・競合が少ないため、収益性があるようです。
▲ヒラタケ・・・縮小、作物転換が多いようです。
▲霊芝・・・大規模生産者はうまくいっているようです。
■冬虫夏草・・・うまくいっている事業者もありますが、種が中国からの輸入ですので、菌床の
供給に不安があるようです。
[種/菌床の入手]
◎椎茸、キクラゲ、霊芝、平茸、ブナシメジ
これらは、種屋さんで購入できます。
▲マッシュルーム
主に、欧州特にオランダからの輸入が多いようです。菌床製造では、一番コストがかかります。
▲冬虫夏草
狭義の冬虫夏草は、「コルジセプス・シネンシス」ですが、これは、チベットやヒマラヤの高原に自生しているもので、一般的な市場にはでてきません。
広義の冬虫夏草は、コルジセプス・ミリタリス(さなぎだけ)やせみたけ、ありたけ、くもたけなど、昆虫に寄生するキノコなどがあります。日本では、さなぎだけの栽培がおこなわれています。
[継続している事業者の特長」
①会社形式の事業者さんで販売までしっかりしている
②個人事業者さんでは、道の駅や直売できる販売店がある。
③農福連携では、障碍者さんの能力にあわせた作業を組み込み、事業をされています。