儲かる農業2014~16
2014年より、1週間に3~5回んのペースで、農業に関する見聞、話題、仕事で携わったことを、記載してきました。
この8年を振り返ってみたいと思います。
2014年~2016年
6次産業化で、収益の向上を図る試みが盛んになった時期でした。
6次産業化の流れ
1994年 今村奈良臣東京大学名誉教授が「6次産業化」の概念を提唱
2008年 農商工連携法が施行
2010年 6次産業が1兆円市場に拡大
2011年 6次産業化法制定
私共は、2012年より、農業者の収入アップのお手伝いと6次産業化推進のサポートを行ってきました。
当初は、農家の法人化推進と畜産振興が中心でした。廃業した畜産施設や廃校利用の活用でキノコ栽培も提唱してきました。同時に、お米栽培を開始しました。
西日本および九州のJAさん、市町村の農業部署にかかわる業務を行いました。
JAでは、おおくの部会に出席させてもらい、6次産業化のお話をさせていただきました。
和牛人気で、子牛の価格が上がっていく時期でもありました。
また、小型発電が盛んになった時期でした。
この時は、太陽光発電のほか、バイオマス発電、小型水力発電の試験導入が盛んでした。
バイオマス発電では、自治体の要請で、成功事例の調査に出向きましたが、当初調子の良かった施設では、そのご木材チップの値上がりと、資源の枯渇がすぐおこりました。折しも、畜産では、牛舎の土の部分をそれまでの稲わらから、木材チップや混合になった時期でもありました。
6次産業化には、当初は加工業者さんや、加工・流通通業者さんの参加が多かったようです。農家の参入もある程度ありましたが、企画倒れがおおかったようでした。農家が加工流通まで組むのはノウハウとスキル、労働力に無理がありすぎたようです。
最初の年の田植えの様子
福岡県糸島市の圃場で、無農薬のお米栽培をしている様子。除草と、ジャンボタニシ駆除
系統出荷の交渉もしましたが、この時期のJA出荷は、無農薬米でも1K200円以下でしたので、頑張って個人販売中心で売り切りました。