イチゴ周年栽培
5/18 イチゴ周年栽培の記事
イチゴは、自然界では春が旬ですが、最盛期は12月から冬場となっており、ビニールハウスでの施設栽培が主流となっています。
イチゴは、多年草の植物ですので、数年栽培が可能ですが、生産者は毎年 生育が活発なランナーからの子株を定植します。熱くなり、花芽が着くのが止まると、次のシーズンまで実がつかなくなります。私共では、研究を重ね、独自で周年ができる環境を整えることで、イチゴの周年栽培に成功しております。都道府県の経営革新に承認され、経済産業省の補助事業で行っております。
直近で、植物工場によるイチゴの周年栽培の記事がありましたので紹介します。
植物工場によるイチゴ栽培に関する研究・システム開発などを行う、MD-Farm株式会社は、イチゴの花を『連続開花』(同じ株で連続的に開花)させることにより、絶え間なく且つ高い収穫量に繋げられる栽培技術を開発しており、このイチゴ『連続開花』の栽培技術が、2022年4月8日付で特許として登録された(特願2022-508956 「イチゴの栽培方法」)
MD-Farmは、イチゴの花を同じ株で連続的に開花させる「連続開花」により、高い収穫量に繋げる栽培技術を開発してきたが、このイチゴ「連続開花」の栽培技術が4月8日付で特許査定完了となり、特許として登録された。(特願2022-508956 「イチゴの栽培方法」)
一般的に同じ株で連続して栽培すると、「なり疲れ」と呼ばれる“実がつかなくなる時期”が発生し、収量の低下だけでなく味の低下にも繋がることがある。同社は、イチゴが本来持つ秘められた特性を最大限に引き出す研究を重ね、イチゴ植物工場の適切な環境を実現。その結果、イチゴの花の「連続開花」を実現し、「なり疲れ」をなくすことに成功した。実際に、2年以上毎日途切れることなく収穫できており、これまでにない高い通年生産と収穫量、安定した品質の確立に成功している