微生物の発電
4/18
微生物が発電すると発見は、1988年にケン・ニールソン氏によって発表されました。シュワネラ菌が発電をすることがわかってきました。
それから、数名の学者が研究を続け、究極のSDGsとして、利用ができる状態になるようです。
微生物発電は、半永久的に利用できるこことでは、雨天曇天時は発電できない太陽光発電より優れている点があるとしています。
微生物は、醗酵などの活動を行うとき、発電をしたり、近くの資材から電子を抜き取ったりしているそうです。
病原菌の増殖でも、最近電子移動で増えていくそうです。従ってこれを抑える技術開発も行われているそうです。
4/18の日経新聞ニュースでは、山口大学の教授が、里芋やナスなどと菌の働きで電気を取り出す「植物微生物燃料電池」を開発したとの記事がありました。
1平方メートルあたりの発電量が3ワット程度とのことです。
東京薬科大学の渡辺一哉准教授は1平方メートルあたり、十数から100ミリワットの電力を得られるとしています。これはメタンガスの抑制にもなるとのことです。
発電菌の外膜を通して、電子が電極へと移動していることを表した解説図。外膜マルチヘム酵素がフラビン分子と結合して電子(Electron)の移動を助けている
発電時に発酵代謝するモデル。外膜ではプロトン(H+)が細胞外へと移動し、H+を必要とする内膜ではATP合成酵素が働かず、細胞内部(シトプラズム)で発酵的ATP合成が進行していることを表す