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あぶない農業と儲かる農業

薩摩芋基腐病対策

2022/02/18
農業技術 0
2/18 サツマイモ基腐病 官民一体で対策 鹿児島県

サツマイモの基腐病は、特効薬がないため、初期の診断と処置が必要とされています。
基腐病が少しでも見つかった圃場は、全体の75%とのことです。多くの圃場に基布病菌がはいっていることで、次年度以降の発病がけねんされるところです。

南九州の主要農作物であるサツマイモにまん延する「基腐(もとぐされ)病」の拡大を防ぐため、官民がタッグを組む。鹿児島県とJA鹿児島県経済連、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)などが共同で基腐病対策プロジェクトチーム(PT)を立ち上げた今後、農家と協力し、苗の消毒や畑の土壌管理などの対策を徹底し、サツマイモの生産量(収量)回復につなげる。
 「基腐病対策を着実に進め、焼酎やデンプン工場を含めたサツマイモ産業の競争力強化に貢献していきたい」。農研機構の久間和生理事長は8日、鹿児島県との連携協定のオンライン締結式で強調した。協定は同日のPT発足に合わせたもので、農研機構が研究してきた基腐病対策のノウハウを活用し、被害が拡大する前の生産量への回復を目指す。
 基腐病はカビが原因の感染症。沖縄県で2018年に国内で初めて確認された。サツマイモの苗や種芋が感染するとまず茎の根元が黒く変色し、進行すると土中のイモ部分が腐ってしまう。
 被害は深刻だ。鹿児島県で21年に基腐病が1株以上見つかった畑の面積は全体(1万300ヘクタール)の75%を占めた。農林水産省の統計では、同年の同県のサツマイモ生産量は前年比11%減の19万600トンに落ち込んだ。全国首位は維持したが、20万トンを割り込んだのは統計開始以来初めて。
 「特効薬がなく、消毒や休耕といった地道な対策でしか防げない厄介な病気だ」。PTに携わる大手商社の担当者は話す。シラス台地が広がる鹿児島県はサツマイモ栽培の適地だが、逆に米などへの転作は難しい。基腐病の拡大が続くと離農につながりかねないと関係者らが危機感を強め、PTを発足させた。肥料や農薬のメーカー、販売する商社なども協力する。
 PTは農研機構の研究に基づき、原因となるカビを畑に「持ち込まない」「増やさない」「残さない」という3点で農家に対策を働きかけていく。同機構の中島隆理事は「汚染地域を広げないため、『持ち込まない』ことが最重要」と話す。苗や種芋を畑に持ち込む際に消毒するといった対策を今後検討する。
 基腐病を早期に発見するため、農研機構が開発した診断技術も導入する。「新型コロナウイルスのPCR検査と原理は同じ」(中島理事)で、従来は2週間程度かかっていた判定が最短1日程度まで短縮できるという。
 病気に強い新品種への置き換えも促す。いずれも農研機構が開発した焼酎用の品種「九州200号」とデンプン原料用の「こないしん」で、効率的な栽培を目指し、実証実験する。
 基腐病は食品や酒類会社にとっても心配の種だ。焼酎大手の霧島酒造(宮崎県都城市)は主に鹿児島県と宮崎県で収穫される九州産サツマイモを100%使用している。供給農家は約1300戸で、作付面積は東京ドーム約660個分の3100ヘクタールと広大だ。
 焼酎の在庫がまだあるため現状で出荷に影響は出ていないが、江夏順行社長は「農家は大変苦労している。高品質の焼酎製造にはサツマイモの安定的な確保が不可欠」とし、農薬代の一部を対策費として負担することなどを検討している。
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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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