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あぶない農業と儲かる農業

国産イチゴ人気と病気

2021/08/03
農業技術 0
8/3 以下、日本農業新聞より省略引用と自分のコメント
イチゴの国内消費額や輸出額はここ数年増え続けている。イチゴは生食から加工、スイーツまでさまざまな用途で使われている。その需要に合わせたイチゴづくりがポイントになる。一方、栽培期間の長いイチゴは病害虫防除が欠かせない。本特集では、イチゴの消費者の動向を統計データと実需者の現場視点から紹介。
コロナ追い風に国内外で人気

 総務省の家計調査によると、世帯あたりのイチゴの消費金額は、2016年の3215円から20年には3478円と着実に増え続けている。20年度は、巣ごもり需要や加工品のニーズの高まりなどで価格を維持し、むしろ不足がちな時期もあった。そのため、21年度は、ブランド化や産地化に力を入れる事例が増えている。

 さらに海外でも日本産イチゴの需要が伸びている。財務省貿易統計によると21年は5月の時点で輸出額29億円、輸出量は1392㌧に上る。過去最高の輸出額と輸出量だった18年(1237㌧)をわずか5カ月で追い越した。こちらも世界的な新型コロナウイルス禍での巣ごもり需要が追い風となった。日本産のイチゴは食味の良さからアジア圏を中心に人気が高い。

イチゴの国内消費額や輸出額はここ数年増え続けている。イチゴは生食から加工、スイーツまでさまざまな用途で使われている。その需要に合わせたイチゴづくりがポイントになる。一方、栽培期間の長いイチゴは病害虫防除が欠かせない。本特集では、イチゴの消費者の動向を統計データと実需者の現場視点から紹介。
炭疽病(たんそびょう)
同病は、生産者の間では、不治の病とされています。これが来たら、感染したことろを撤去するしかないといわれています自分たちのアスリート農法では、イチゴ、大根、きゅうり、かぼちゃ、柿などを対処療法で、病原菌があっても症状がでないように、生育を継続させつことが、できております。アスリート農法は、ALA(アミノレブリン酸)と天然植物ホルモンを使った 対処療法ができます。植物の免疫力を上げ、活性を高め、病原菌がいても、発病しない体にして、病原菌が発生しやすい窒素過多の土壌の窒素を植物がよく吸収することで、病原菌を抑える効果があります。ALAは、コロナウィルスの治療で長崎大学が成功した資材です。
 同病は、主に萎凋(いちょう)枯死症状を引き起こすものと、葉枯れ症状を引き起こすものの2種類に分けられる。  特に問題となるのは、萎凋枯死症状を示すもので、夏季の多雨、高温によって多く発生し、夏季の最も問題となる病害の一つだ。多雨、高温となる夏季の気象によって多く発生し、苗不足を引き起こすなど、イチゴの安定生産の大きな阻害要因の一つとなっている。
  発病した株の周辺の見かけ上健全な株にも感染していることが多い(潜在感染)。潜在感染株は、本圃に定植した後、保温を開始する頃から発病するので防除が困難であり、欠株を生じる。そのため、育苗期に防除を徹底し、潜在感染株を本圃に持ち込まないことが重要だ。  降雨は病菌の感染を助長することから、親株期・育苗期は雨よけ栽培を基本とし、チューブかん水などにより水はねしない管理を徹底する。  同病の発生が見られた場合は、発病株から周辺の株に感染が拡大している恐れ(潜在感染)があることから、発病株だけでなくその周辺の株を直ちに除去し、圃場(ほじょう)外で適切に処分する。 
 発病してからの防除は困難なので、発生前からの定期的な予防散布を基本とする。なお、Qol剤などの一部の薬剤では感受性の低下が確認されており、薬剤の選定に当たっては同一系統の薬剤の連用は避けるなどの注意が必要である。
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萎黄病 
同病の主な症状は新葉の奇形(一部の小葉が小さくなる、船形に巻く)や黄化である。 
 伝染経路は、苗伝染と土壌伝染の両方で、特に親株で発生した場合、ランナーを通じて小苗が感染する。そのため、親株での発病に注意するとともに、健全な苗を選び、発病株は早期に除去し、発病した親株のランナー苗は用いない。
  また、土壌伝染することから、特に前年発生が見られた圃場では、土壌消毒剤を用いて圃場の消毒を行う。なお、ハウスサイドなどの未消毒部分の土壌混入による圃場の再汚染を防ぐため、畝上げ後の土壌消毒が望ましい。根傷みも発生を助長するので、適正な肥培管理・水管理に努めることも重要である。25~30℃以上の高温時に発病しやすいとされる。
うどんこ病 
糸状菌(カビ)の一種で、発病すると葉や果実が白色のカビで覆われるのが特徴である。葉や果実が「うどん粉」を振りかけたように白色のカビで覆われる。同病菌は、イチゴの植物体上で生活を繰り返し、気温20度前後で活動が活発となり、圃場内にまん延する。乾燥、多湿のいずれの条件でも発生するが、特に多肥などにより軟弱徒長した場合に発生が多くなる。
  夏季には活動が抑制され、発生が一時停滞するが、菌糸で越夏し、秋季以降に本圃で活動を再開し、分生子で圃場内にまん延する。本病は、多発してからでは十分な防除効果が得られない。これらのことから、育苗期の防除が重要であり、予防散布に重点を置いた防除を行う必要がある。
これは、漢方剤で対処できているところもある。漢方剤は、ダニの脱皮や活動を阻害することで、弱らせる遅効性の働きのため、初期の段階から散布しなくてはならず、即効性はないとされます。土壌が窒素過多のときに発生しやすいです。
ハダニ類
イチゴで発生するハダニ類は、ナミハダニとカンザワハダニであり、特にナミハダニの発生が問題となりやすい。本害虫は、発生初期には主に葉裏に寄生・吸汁し、かすり状の白い斑点を生じる。密度が高くなると、葉縁が本害虫の吐糸(とし)で覆われ、クモの巣状となることがある。体長は0・5㍉程度と微少で、増殖力が高いため、発生初期の確認が難しく、防除適期を逃しやすい。本害虫の本圃での発生源は、苗からの持ち込みが主な要因である。作期を通して本害虫の発生を抑制するには、親株期から育苗期にしっかり防除を行うことが重要である。一般的に、発生初期は部分的に発生することが多いので、圃場をよく観察し発生状況を把握した上で防除を行う。苗から本圃へ本害虫を持ち込まないため、高濃度の農薬炭酸ガス処理によるくん蒸法や、定植前の有効な薬剤のかん注処理も有効である。これも漢方剤がありますが、上記のうどん粉病とおなじように、栽培初期から散布しないといけません。
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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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