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あぶない農業と儲かる農業

サツマ芋病気四国に広がる

2021/07/30
農業技術 0
7/30 7月28日ブログで岩手県を掲載したばかりですが、間髪おかず四国に伝播したサツマイモ基腐病。

昨年10月に愛媛県東部のサツマイモ栽培ほ場で、地際部の茎および塊根が黒色~暗褐色に変色する症状が確認された。採取した株からPhomopsis属菌が分離されたことから、農水省神戸植物防疫所に同定を依頼した結果、サツマイモ基腐病と判明した。本病は平成30年11月に、国内で初めて沖縄県で発生を確認。その後、鹿児島県、宮崎県、熊本県、福岡県、長崎県、高知県、静岡県、岐阜県、さらに今年になって群馬県、茨城県、東京都、千葉県、岩手県へと全国的に拡大し、これまで14都府県で発生が確認されている。愛媛県で15都道府県となった。
知り合いの関東の農業関係者に聞くと、茨城県が特に大変なことになっているとのことです。

知り合いの国立大学の農学教授にお知らせすると、農薬は使わず、転作もしくは休耕地にして病原菌の数を減らすしかないとのことです。または、最近開発された品種(契約栽培用)はつかわないことと、原種に近い品種は強いので、品種を選ぶことでも、発病は防げる可能性はあるとのことです。
サツマイモの基腐病は、南九州で開発された苗が、全国に広がっていることとつながっているようです。この苗からできるサツマイモは、中国や東南アジアで人気で重要な輸出品ですが、栽培圃場が増えるごとに、病気も広がっています。一方病気の対策は、充分ではないため、輸出用の苗での栽培はこの病気の病原菌がついている可能性が高いようです。

下図は、愛媛県で確認された基腐病
ehime_kihu.jpg
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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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