FC2ブログ
あぶない農業と儲かる農業

サツマイモ病気岩手県まで広がる

2021/07/28
農業技術 0
7/28 サツマイモ基腐病 岩手県 全国で14県め
岩手県病害虫防除所は、県内で初めてサツマイモ基腐病を確認し、7月21日に病害虫発生予察情報特殊報第1号を発令した。

サツマイモの基腐病は、輸出向けのサツマイモを作る南九州で数年前に発生し、その品種を栽培する地域が増えたことで、苗からの感染で発病しているようです。
春先は千葉県、今度は岩手県と南から北に広がっています。
焼酎の原料もサツマイモですが、これは原種に近い黄金千貫というサツマイモ(下図)です。この芋にはまだ被害は出ていないようです。契約栽培では、赤く小さなサツマイモです。
基布病が発生すると、数年その畑は使えないことから、契約栽培なので、栽培地が広がっているのが原因ではと思います。
記事に対象法がありますが、広がりは止まらないと思われます。
・大学の教授に相談すると、菌のコロニー(全体量)を減らし、活動しないように、密度を減らすしかないとのことです。
菌の活動では、以前説明しました菌の環境の変化があります。
●善玉菌・・・日和見菌・・・悪玉菌
善玉菌が強くなると、日和見菌は善玉菌にくっつく、悪玉菌が多くなると日和見菌が悪玉菌側につくことで、菌の活動が発動するというメカニズムです。悪玉菌がいても、活動しないような菌の環境が必要です。
このため、病気が発生した農地では、消毒と別の作物を作ることで、土壌改良を数年行うことがひつようとなります。
koganesen.jpg

7月に一関市のサツマイモ栽培ほ場で、茎葉部の黄化や茎地際部の黒変症状、種いもの腐敗症状が確認された。茎地際部の黒変部位には、小黒点状の分生子殻が形成されており、大きさ、形状の異なる2種類の分生子の型を確認した。

このほ場で採取したサツマイモ茎葉について、農研機構植物防疫研究部門に診断を依頼した結果、岩手県では未発生のサツマイモ基腐病と同定された。

この病は平成30年に沖縄県で初めて確認され、その後、鹿児島県、宮崎県、熊本県、福岡県、長崎県、高知県、静岡県、岐阜県、さらに今年になって群馬県、茨城県、東京都、千葉県へと拡大し、13都府県で発生が確認されている。

発病初期は、ほ場の一部で葉が黄化し生育不良になり、茎の地際部が暗褐色~黒色に変色する。これらの症状が進行すると、茎葉の枯死や塊根の腐敗を生じ、塊根は主になり首側から腐敗が拡大する。また、収穫時には無病徴でも、収穫後の貯蔵中に発病することがある。

病原菌は糸状菌の一種で、主にサツマイモなどのヒルガオ科植物が宿主作物となる。発病株には多数の分生子殻が形成され、降雨などの水で、内部から大量の胞子が漏出する。胞子は激しい風雨やほ場の停滞水で畝や畝間に沿って拡散し、周辺の株に感染する。 この病原菌は、サツマイモの残さで越冬して翌年の一次伝染源となるため、サツマイモ残さはほ場外へ持ち出し適切に処分する。

防除対策は次のとおり。
○購入した苗は、消毒されていることを確認する。未消毒の場合は、この病に適用のある農薬で消毒する。
○採苗する場合は、腐敗や傷のない健全な種いもを使用し、採苗当日に必ず苗消毒を行う。採苗時のハサミはこまめに消毒する。
○排水が不十分な場所で発病しやすいため、ほ場内の排水対策を実施する。
○植付前には、適用のある農薬を用いてほ場の土壌消毒を実施する。
○発病株(茎葉や塊根)は速やかに抜き取り、ほ場やその周辺に残さないよう適切に処分する。 ○発病株の除去後は、周辺株への感染を防止するため、この病に適用のある農薬の散布を実施する。
○この病が発生したほ場では、次作のサツマイモ栽培を避け、ヒルガオ科以外の作物で輪作する。 ○発生ほ場で使用した資材などは、消毒・洗浄を徹底する。

なお、この病に対する詳細な防除対策については、生研支援センターイノベーション創出強化研究推進事業(01020C)令和2年度版マニュアル「サツマイモ基腐病の発生生態と防除対策」を参照する。
下図基腐病
kihu_iwate.jpg
へ

Comments 0

There are no comments yet.
スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
農業技術