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あぶない農業と儲かる農業

農業のハードとソフト

2021/06/25
農業技術 0
6/25 農業のハードとソフト
スマート農業などでは、ハード(機械や設備)の導入が主流になっています。
多くの植物工場も視察しましたが、栄養成長で出荷できるLED利用の葉物野菜中心の植物工場は、うまくいっているようです。
しかし、果菜類(実が作野菜)は、栄養成長+生殖活動が必要なので、栽培技術が必要です。
かろうじてうまくいっているところは、冬場の熱源を安く抑えている工場が多いようです。
●野菜類の植物工場の弱点は、
 肥料管理の用です。窒素系を多くすると生育は早まりますが、生殖に切り替わりが遅く、プロの農家が見たら、肥料やりすぎが多い傾向があります。それでも、環境整備と生育本数を現状です。
下の画像は、パプリカの植物工場。葉の色が濃すぎます。窒素をきらないと、生殖活動にきりまわりませんので、実のなり方がまばらでした。実の奇形も多くみられました。特にパプリカは、着色と種にエネルギーを使います。実がなってから完熟までに時間がかかります。

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●無機培地
植物上場では、最初オランダ式の無機培地ロックウールを培地とする栽培が、主流でした。無機培地は、加工用トマトなどの生産をあげるのみてきしています。しかし、現在は、ヤシガラなどを成分とする有機培地栽培もふえています。国内のトマト栽培では、生食のおいしいトマトが主流のためです。
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この画像は、オランダ型の1反=1億円のトマト工場です。ここでは、加工用主にトマトを作っていますが、生食トマトはうまく作れていません。画像は、生食トマト栽培ですが、いくつか病気が目視できました。
●栽培のソフト技術は、いろいろなアプローチがあります。
・摘果、肥料管理、微生物、環境制御、温度管理、支柱栽培管理、病気予防・対処療法などいろいろあります。
私どもが提唱するアスリート農法は、約20年に植物工場初期から開発し、植物工場と施設栽培を中心に実証されてきた農法です。露地、果樹、キノコでも成果を上げています。
植物ホルモンの投与で、植物自体の能力を引き上げ、収穫を上げる方法です。長く利用している農場では、このソフト技術と、新型のCO2を排出しない潅水装置(ハード)の組み合せで、ある県の経営革新計画を取得し、拡張計画をされました。こちらは、ソフト技術を突き詰めたが、培地の温度管理など環境制御は、ソフトだけでは追い付かないとの多くの植物工場と逆のアプローチでたどり着きました。

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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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