えひめAI 植物工場利用
6/19 エヒメAI-1
愛媛環境浄化微生物 (読み方 えひめあいいち)
エヒメAI-1とは、
「酵 母」「乳酸菌「納豆菌」を糖蜜で発酵培養させた複合微生物と、これらの微生物がつくる酵素の総称。微生物そのものが有機物を分解する働きをしたり、もともと棲 んでいる他の微生物のえさとなって活動を活発にさせたりするほか、酵素が作用していると考えられています。水質浄化や有機物の分解、悪臭防止といった効果 が確認されています。
●主に、衛生環境、水質浄化などで利用されていますが、農業でも作り方の手軽さと効果もあることから、利用されています。
・農業では、①土壌改善、②液肥 などで利用されています。
病害虫の抑制効果もあるようです。
●私どもの、アスリート農法(天然植物ホルモン)を行っている農場(トマト植物工場)でも利用しています。培地は、ブロック型有機培地と、隔離ベッド型ですが、土壌改良で天然植物ホルモンをわずかに混入し、利用することで、効果が倍増しているとの報告がありました。
エヒメAIでは、酵母菌、納豆菌は植物性で長く活動しますが、乳酸菌はヨーグルトで利用されるそれで、植物性ですので、活動寿命が短いとされます。乳酸菌は種類が多いので、植物性乳酸菌や乳酸桿菌などは、強い菌ですが、エヒメAIでは、入っていません。
天然植物ホルモンを希釈して加えることで、3つの菌が活性化し、土着菌も動かすことになるようです。土中の菌は、「善玉菌」「悪玉菌」と「日和見菌」があり、日和見菌は勢力の強い方につきます。培地の菌を常に善玉菌の環境にすることで、根の活動を活発化し、病気にかかりにくい環境になったとのことです。
植物ホルモンは、菌、動植物に与えれば、活動が活性化することや、取り巻く環境に応じ、潜在能力のスイッチが入ることが、実証されています。(合成ホルモンでは、確率は悪いですが、時々スイッチが入ることもあると、大学論文であります。10%以下のようですので、実用はできないレベルです)この点天然植物ホルモンは、動植物すべてに吸収されますので、万能です。
・現在は、土壌障害もなく、病気の発生もほぼない状態とのことです。
今年は、デジタルからあえてアナログ仕様にしたCO2を排出しない新型潅水装置を導入(カスタマイズのしやすさ、故障の少なさ、修理のしやすさ、耐用年数の長さが理由)し、県の経営革新計画の認定を受け、生産量をさらに上げる計画となっています。