ペプチドで三洋化成と新富町連携
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三洋化成 農業試験で宮崎県新富町と提携「ペプチド」 2021/06/04 記事
基地の町宮崎県新富町の、記事です。
ペプチドとは、納豆のねばねばや、アミノ酸とアミノ酸がペプチド結合(-CONH-)して、2個以上つながった構造のものを『ペプチド』といいます。20種類のアミノ酸を使ってアミノ酸2個からなるペプチドを作ると、ペプチドは総計20×20=400種類あることになります。この中の一つ、チロシンとアルギニンがペプチド結合したペプチドは鎮痛作用があります。このペプチドは牛の脳から単離・精製され、キョートルフィン(図4)と呼ばれています。また、アスパラギン酸とフェニルアラニンが結合して端のカルボキシル基がメチルエステルになったものは、砂糖の約200倍甘いことが偶然発見され、砂糖に代わる人工甘味料アスパルテーム(図4)として、ダイエットコーラやコーヒーの甘味料として広く使われています
三洋化成工業は4日、独自に開発を進める農業用素材「ペプチド」を用いた実証試験に関わる連携協定を宮崎県新富町と結んだ。ペプチドは植物の生育を促進したり害虫への耐性を高めたりする効果があり、実用化に向けて2022年1月に新富町の実験農場で試験を始める。次期社長の樋口章憲副社長は「5年後をメドに100億円の利益を生み出したい」と目標をかかげた。
新富町の実験農場の一角でまずはキュウリとブドウの栽培で試験する。溶解した液状のペプチドを葉の表面に散布。試験データを得て有効性を確かめていく。同社によるとペプチドを散布したキュウリは通常より1・5倍ほどのはやさで育ち、収穫までの期間を短くできる。ほかにも害虫への耐性を高め農薬の使用量を減らしたり、植物の機能性成分量を増やしたりする効果が期待できるという。
将来は製品販売だけではなくライセンス供与による収益を目指す。樋口氏は「(農業の関連技術が集まる)プラットフォームをつくっていきたい」と企業との連携を通して体制を強化していく考えを示した。同社は中長期的な重点テーマとして農業分野の研究を進めてきた。ペプチドは23~24年ごろに実用化したい考えだ。
同社によると、ペプチドには植物のストレス耐性向上や成長促進などの効果があり、農業に活用することで農薬の削減や収量増などが期待される。しかし、ペプチドは高価なため、実用化は難しいとされている。
同社は同町の実証実験農場で地元農家と協力。ペプチドを葉面散布するなどしてキュウリの生育を促進したり、ポリフェノールなどブドウの機能性成分量を向上させたりする実験を計画している。機能性食品への加工なども検討している。
実験を行う農場は、町とJA児湯が設立した農業公社・社団法人ニューアグリベースが整備を予定。本年度中に試験用ハウスなどを備えた約10アールの研究施設を設ける。
町役場と同社京都本社をオンラインでつないで行われた調印式=写真=で、同社の樋口章憲副社長は「新富町と協業しながら新しい農業の形をつくり、まちづくりや農業に携わる方が利益を生み出せるようにしたい」と期待。小嶋崇嗣町長は「新富町はSDGsを基本に据えた町政に取り組んでいる。農業の環境負荷低減を実現させ、持続可能な地域をつくっていきたい」と述べた。
同社は同町の実証実験農場で地元農家と協力。ペプチドを葉面散布するなどしてキュウリの生育を促進したり、ポリフェノールなどブドウの機能性成分量を向上させたりする実験を計画している。機能性食品への加工なども検討している。
実験を行う農場は、町とJA児湯が設立した農業公社・社団法人ニューアグリベースが整備を予定。本年度中に試験用ハウスなどを備えた約10アールの研究施設を設ける。
町役場と同社京都本社をオンラインでつないで行われた調印式=写真=で、同社の樋口章憲副社長は「新富町と協業しながら新しい農業の形をつくり、まちづくりや農業に携わる方が利益を生み出せるようにしたい」と期待。小嶋崇嗣町長は「新富町はSDGsを基本に据えた町政に取り組んでいる。農業の環境負荷低減を実現させ、持続可能な地域をつくっていきたい」と述べた。
ペプチド
納豆菌のネバネバは,アミノ酸(グルタミン酸)が繋がったペプチドというものです.
このペプチドに酵素や抗菌物質などが含まれております.愛媛AI