雑草が雇用を生む?
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バイオコークスのお話の続きです。
バイオコークスは、草木や食物残さ(すべての植物)を原料に、高熱処理し、炭素成分だけ残し、CO2を出さない燃料に仕上げる技術です。(畜糞も植物残さが多いことで、可能かもしれません?)
近畿大が有名ですが、いろいろなところが、研究しています。
株式会社 ナニワ炉機研究所さんが、製品化されています。
バイオコークスは、材料充填後、加圧―加熱過程を同時に行い、バイオマスに含まれる水蒸気のエネルギーを利用して形成する最新固形化技術です。
・全国でバイオ燃料(木質)の発電所が建設されましたが、間伐材の不足や、木材チップの需要が多い地域は供給不足で、困っているようです。
・バイオコークスは、雑草でいいのですので、厄介者がお金になる可能性もあります。
工程は、
1. [微細化]1-3mm程度まで原料を粉砕、初期含水率を約5-15%程度まで調湿のうえ充填。
1. [微細化]1-3mm程度まで原料を粉砕、初期含水率を約5-15%程度まで調湿のうえ充填。
2. [加圧]加圧力20MPa(直径10cmでは16トン)
3. [加熱]加熱温度180℃程度で熱と圧力を加える
4. [加冷]冷却過程で約30℃まで温度を下げる。
3. [加熱]加熱温度180℃程度で熱と圧力を加える
4. [加冷]冷却過程で約30℃まで温度を下げる。
バイオコークスの活用は?
・重油ボイラーの代わりに、ハウス暖房の燃料に(CO2を排出しない燃料)
・火力発電の燃料に
バイオコークスで中山間地復活?
・バイオコークスは、すべての植物が原料になることで、一番有効なのが雑草。今は邪魔者として、除草剤で駆逐していますが、雑草がお金に代わり、雇用を生む可能性が!
↓
・中山間地で、雑草地をつくり、地域の方で雑草を刈り、集める。
↓
・バイオコークス工場で、バイオコークスに
↓
・農家の燃料や、小型火力発電に提供
↓
・地域の炭素循環、CO2削減に貢献、地域の労働や雇用が発生
の流れができます。