近畿大学この技術が広がれば
4/13 近畿大学は、ベンチャー的な研究を行っている大学です。
有名なのは近大マグロです。1970年から研究し、2002年に養殖に成功した養殖マグロです。
これから、注目されるのは、
バイオコークス
でしょう(画像1)雑草、草木、有機物残さなどから 高熱処理して、炭素部分を固めたものです。
炭(チャコール)を蒸し焼きして、骸炭(コークス)を作ります。
植物由来のため、CO2排出量がゼロ計算され、環境にやさしい新エネルギーとして注目されています。
製造は排煙がでない
バイオコークスは植物由来の廃棄物をリサイクルできるため、ゴミ問題にも貢献できます。バイオマス原料1kgからバイオコークス1kgを作ることができ(重量収率100%)、廃棄物を排出しません。製造過程で煙も蒸気も出さない環境に配慮した次世代エネルギーです
カーボンニュートラル
化石燃料は枯渇する資源というだけでなく、使うことでCO2が増えてしまう。そのためにカーボンニュートラルは重要なテーマです。
ゼロエミッション
これは、雑草や有機物残さが、優秀な燃料になり、「ゼロエミッション」(地球環境を汚す廃棄物をださない取組)かつco2を排出しないエネルギーです。
農業では、高齢化が進み、耕作放棄地が増えています。
雑草がお金を生む
特に 中山間地では、栽培できる作物が限られているので、雑草を除草剤で枯らすのではなく、雑草を集積し、バイオコークスにすることで、農業の暖房機や電気になります。
また、農業の重要な問題、畜糞の処理も、可能なようです。
現在の研究が、進めば、炭素循環の農業が可能で、雑草がお宝になる時代になるといいですね、