お種人参若葉
3/23 お種人参の生育の様子です。
お種人参は、会津人参ともいい、もとは朝鮮人参です。
昨年秋に植え込みした、1年根です。かわいい葉っぱが出かかっています。
30本ほど会津から分けてもらい、いろいろな環境で栽培してきました。
手間暇かけ、栽培したものは、すべて枯れてしまいました。
●失敗例は、すべて室内での実験栽培です。戸外に植え込みしたものは、すべて生き残っています。
失敗例①
化学肥料を薄く時々与えた。上部が腐りました。
失敗例②
水を多く与えました。根が腐りました。
失敗例③
試験管で生育をしました。2~3日おきに霧吹きで水をあたえました。上部が枯れました。
失敗例④
有機肥料を与えました。これは粘りましたが、最近枯れました。
失敗例⑤
天然の活性液を与えました。唯一成長が確認でき、根がすこし伸びました。しかし、生育の確認で、根を抜き差しし過ぎたり、いじりすぎたのか、弱ってきました。まだ枯れてはいませんが、微妙です。
少し回復例
室内栽培で、いろいろ試した苗は、ほとんど弱ってきました。お種人参に、国立大学の先生からアドバイスをいただき、微生物肥料を与えました。→ 何とか持ちこたえています。まだ若葉はでていません。
戸外で、放置
これが、一番よかったです。結局なにも手をかけない苗が、生育が良かったということになりました。画像の若葉です。
会津地方に伝わる会津人参の秘伝の書では、有機培地づくりから手間暇かけないと育たないとされています。
また、化学肥料はNGともされていました。
野生の原種の人参です。(ちなみに野菜の人参は、せり科の野菜で別物です。)傾斜のある山土で育つことで、水はけがよく、水持ちもある土が良いようです。土づくりが難しいです。
また、太陽光に弱く、遮光率の高い栽培が必要です。