会津人参の若葉
3/19 会津人参(=お種人参=朝鮮人参)の若葉が開きかけています。
これは、徳川吉宗の時代から、お種人参として、会津若松地方で栽培されてきた種を分けてもらい、栽培試験をさせてもらっています。
画像は、1年根です。秋から冬は葉を落とし越冬します。春に再び若葉を出します。
栽培はとても難しく、完全有機肥料の培地をつくり、有機栽培で行います。
昨秋
種と1年根、2年根を分けてもらい、2/3を室内で試験栽培
失敗①
10株を温かい室内で、水はけのよい培地を作り、2~3日おきに、薄い化学肥料を与え育てました。
結果は、失敗。
失敗②
10株を、毎日注射器で水を与え育てました。これは根腐れしました。
変化なし
10株を、微生物を培養した養液を希釈して、2~3日おきに与えました。
これは、生き残り、3月中旬に戸外に植えなおし。
まだ、若葉は出ていません。
外で放置
これが、画像のものです。
水はけの良い培地を作り、80%程度遮光し、2~5日おきに関そうしないように、水を与えただけです。これだけ芽が出てきました。
考察
・人参の原種の栽培ですので、山の中の、水はけがよく、少しの水持ちのある山の土がいいのではと思います。
・肥料より、微量要素ミネラルが大事なのではと思います。
・寒さと温かさを感じ、桜の開花のように自然の温度差が必要です。
・4年~5年かかる栽培を、水耕栽培でなく、少しでも短縮して、生育したいと思います。