夏イチゴ
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夏イチゴの栽培依頼
仕事柄、イチゴ栽培は多く担当していますが、昨年から ある企業様から「夏イチゴ」を作ってくれとの強い依頼があります。しかも、普通の小さなイチゴでなく、あまおうのような大きな粒が欲しいと。
イチゴは積算温度
イチゴは、積算温度が400~600℃(品種により差異)です。従って、夏は暑くなるため、短期間で果実が成熟するため小さな粒になります。また、夏栽培用の、品種もあります。
夏イチゴは酸味が強い
果菜類のイチゴなどは、寒暖の差が大きいほど糖度が増しますが、夏イチゴは、どの品種を栽培しても酸っぱくなります。従ってケーキなどの需要が多いのが特徴です。
夏イチゴの供給は低い
夏イチゴの供給は、年間3000トン程度(イチゴ全体では、15万トン)ですが、ケーキなどの需要で 潜在的需要は大きいといわれています。
主に北海道で栽培されています。
甘くおいしい夏イチゴ栽培は可能か
栽培は可能です。しかし、収穫をする作業員の確保が厳しくなります。強力な冷房施設が必要となります。
栽培では、イチゴ株を冷やすことで可能となります。
従って、夏でも冷涼な気候の土地か、植物工場的な高コストの施設が必要となります。
低コストでの栽培システムがあるのか?
そこで、くだんの大手会社さんが、弊社が取り組む加温加冷自動潅水装置SDKに注目され、関東で導入にむけ動かれています。
イチゴ栽培でのSDKのメリットは?
(1)加温加冷自動潅水システムなので、周年栽培できる。2~3年継続栽培ができる。
(2)加冷は、夜間電力で冷水を作りタンクに貯め、日中潅水冷却することで、冷却コストが大幅に下がる。
(3)夏イチゴの品種でなくても、夏イチゴ栽培が可能である。(実証済み)
(4)自動潅水システムなので、生育管理は必要であるが、肥料と真水潅水は、無人状態で運用できることで、新規就農者や素人でも、生育管理を学びながらプロ並みの栽培が可能となる。