イチゴ最高値ガラパゴス化は?
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生で食べられるイチゴ
●日本のイチゴは、独自の進化をしています。海外では 生でたべるより、ケーキ、ジャムなどデザーとして加工食品の材料として利用されています。
・昔のイチゴは、イチゴスプーンでつぶして、砂糖や、練乳などをかけて食べていましたが、今は甘くておいしい果実になり、生です。
・春先が旬のイチゴですが、ビニールハウス栽培などで寒い時期に栽培するため積算温度の日数が伸びるため、熟成し甘みが増します。
●イチゴは、毎年全国各地からブランドいちごが出てきます。
①福岡県産「あまおう」1パック=1,500円
②栃木県「とちおとめ」
③静岡県「紅ホッペ」
その他 佐賀県「さがほのか」 新潟県「越後姫」、北海道「けんたろう」鹿児島県「淡雪」愛知県「アイベリー」などがあります。
イチゴの生産農家は減少
・「ハウスの設置や維持には費用と技術が必要」と指摘する。設備の維持費など生産コストが高い作物になってしまった。
栃木県では単位面積あたりの収量は、品種の改良や栽培技術の高まりを背景に、過去50年間で4倍に増えた。ただ、生産コストの上昇と高齢化で離農に歯止めがかからず、全体の収穫量は減少している。
ガラパゴス化が心配
・イチゴは各県の農業試験場が一番力を入れて新種を開発している果実です。しかし、苗を海外に持ち出し、韓国産が安い価格で出回ってきています。
・このように、独自の進化をしてきた日本のイチゴは、海外特にアジアの香港や台湾では人気が高く、輸出も増えています。ここ5年間で2倍の1000トンの輸出となっています。
・しかし、国内の家庭消費額は、ここ20年で3割減の3411円に、消費が追い付いていません。訪日外国人には人気で、輸出も好調ですが、高級食材に位置づけされると、需要が減る傾向があります。マグロ、和牛、などにならないように、、、、