LINE で若手イチゴ農家指導
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福岡の特産イチゴあまおうは、筑後平野で多く生産されています。
栽培管理が難しい、イチゴ。その年の天候により、栽培管理は、異なってきます。
花芽の時期の温度管理、下葉かき、いろいろあります。
熟練イチゴ農家の作業工程を、LINEグループを作り、情報を共有するものです。
初級レベルの生産者には、とてもありがたい情報です。
JA福岡大城いちご部会大木地区の生産者を対象に、普及指導センターが収量向上プロジェクトを立ち上げた。2019年度は若手農家5人が参加。大木町の高井良昌士さん(55)の栽培管理をモデルに、若手メンバーが自身の圃場(ほじょう)で再現した。
メンバーと普及指導センターの担当者でラインのグループを作成。センター担当者が高井良さんに翌日以降の詳細な作業予定を聞き取り、メンバーと共有した。5人は高井良さんと同じ日に同じ管理を実施した。定期的に講習会とメンバーの圃場巡回も行った。
5人中4人が、取り組み前より収量が増えた。最大で40%増収した生産者もいて、5人平均で13%増だった。
メンバーで就農3年目の金栗裕暁さん(34)は「1年目は自分なりに栽培して失敗した。プロジェクトで、いつ、どんな作業をすればいいのか身に付いた」と話す。増収したことで栽培へのモチベーションも高まったという。
その年の天候によって適切な作業時期や管理方法は変化する。高井良さんは先を見越した管理を共有すれば、心の準備ができるとみる。「圃場の問題を見極める目も養える」と期待。20年度は、新たに2人がプロジェクトに参加する。
同普及指導センター野菜課は「生産者間の収量の差を小さくし、産地の収量を底上げしたい」と説明する。
メンバーと普及指導センターの担当者でラインのグループを作成。センター担当者が高井良さんに翌日以降の詳細な作業予定を聞き取り、メンバーと共有した。5人は高井良さんと同じ日に同じ管理を実施した。定期的に講習会とメンバーの圃場巡回も行った。
5人中4人が、取り組み前より収量が増えた。最大で40%増収した生産者もいて、5人平均で13%増だった。
メンバーで就農3年目の金栗裕暁さん(34)は「1年目は自分なりに栽培して失敗した。プロジェクトで、いつ、どんな作業をすればいいのか身に付いた」と話す。増収したことで栽培へのモチベーションも高まったという。
その年の天候によって適切な作業時期や管理方法は変化する。高井良さんは先を見越した管理を共有すれば、心の準備ができるとみる。「圃場の問題を見極める目も養える」と期待。20年度は、新たに2人がプロジェクトに参加する。
同普及指導センター野菜課は「生産者間の収量の差を小さくし、産地の収量を底上げしたい」と説明する。