農業創業のハードル
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自分は、農業創業のお手伝いも行っており、中小企業さんを中心に、いろいろなご縁で、北海道から九州まで、お手伝いも行っています。
農地を借りたり購入したりするには、地主さんとの個人契約と結び、その地域の農業委員会に申請し認めてもらわなくてはいけません。
また、農業者でないばあいは、さらにハードルが上がり、農地法に適合するように、綿密な計画を提出し、農業委員さんが賛同してくれないと、前に進みません。このあたり、かなりハードルが高いです。
北海道では、2ヘクタール、それ以外では40アールが、経営下限面積です。なかなか隣接した農地が
でてきません。
・スムーズにいくためには、JAや地域行政の研修を2年程度受ける必要がありますが、中小企業さんの場合、これを嫌い所が多く、別の綿密な計画を依頼されたりします。資金力があるところは、「施設栽培」「機械化による自動化省力化」が通す例もあります。
・農業系の申請では、栽培技術も大事ですが、最近は経営力が問われます。栽培技術、販売計画、財務など、しっかり行い、利益を生む経営が求められます。
・よく農業委員の方とお話すると出てくるのが、企業が入っても、儲からないと2年程度ですぐ辞めたりし、地主、地域が後始末に非常に困るなど、受け入れ側も安易に農地賃借を許可するとダメージが多いんだよと、言われます。
耕作放棄地が多くなっても、農地を守る信頼ある方でないと、貸したくないのが本音のようです。
売買なら、OKのところも多いですが、こちらはこちらで、購入したほうもりリスクがあります。
ということで、農地を借りるのに、かなり時間を要します。
今月、調査交渉を行っている福岡県の農地です。足で稼いで、情報を集め、市町村役場に相談します。