お種人参栽培
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お種人参の栽培(朝鮮人参=会津人参)
この種は、なかなか芽がでにくいのが特徴です。
会津地方では、今の時期(秋植え)で、寒を与え芽出しをします。うまく秋に出なかったものは、春に出てきます。
下の画像は1日水につけたお種人参。見にくいですが、下に沈んでいるものと、浮いているものがあります。沈んでいるものが、中身が詰まって良いものです。浮いているものも、高価な種なので、播種します。
芽出しの歩留まりを上げる方法は、いくつかあります。
・一般的な方法では、薬剤消毒もしくは湯煎消毒です。雑菌を滅菌し、発芽を促進させます。
お種人参では、薬剤消毒が多いようです。しかし、消毒剤は、アルカリ性のものがほとんどですので、酸性が好きなお種人参には、あまりよくありません。湯煎は、温度と時間管理の試行錯誤が必要ですので、敬遠。
・あと2つの方法があります。
一つは、冷凍覚醒方法
冷蔵庫で一定期間静置して、寒さを体験させ、その後の温度の上昇を感じさせ、発芽される方法。
・あと一つは、マル秘です。(これが、一番歩発芽留まりがいいのですが、資材がたぶん手に入らない)
・冷凍覚醒方法と、マル秘および、その両方で処理した種を、圃場とプランターで、実験します。
・注意するのは、土と元肥。デリケートな作物なので、いろいろ制約があります。
・天然の朝鮮人参は、やはり朝鮮半島の土・・・特長があります。
国内で栽培する場合は、その土地にあった工夫が必要です。プランターなら、朝鮮半島の土壌環境に近づけることができます。
・その次は、栽培管理です。これも長年かけて、受け継がれてきた方法があります。
・このあたり、お世話になった関係者の方とで守秘義務があるため、このあたりまでの説明となります。