植物工場視察
10/15
先月の植物視察
私共には、ときどき植物工場の生育および増収の指導依頼があり、視察訪問を行っています。
植物工場は、天候不順の時も、安定的に生産できる施設として、近年その存在が目立ってきました。
導入コストは、相変わらず高いのが難点ですが、いろいろな補助金と併せ、創業しているところが多いようです。
視察すると、その規模と設備はどこも圧巻です。
養液システム、温度、湿度、CO2管理、IoT管理など、データ化して運営されています。
さすがに、ハードに力を入れています。
しかし、よく見ると、いろいろな問題も見えてきます。
栽培技術(ソフト)の問題です。
肥料管理が、大雑把なところが多く、果実の奇形、窒素が抜けていない作物などあります。
販売力もありますが、納品量を増やすため、拡張されるところもあります。
●農家の方が、視察したらわかりますが、現状の肥料管理など改善すれば、倍の収穫できる余地があります。しかし、農家は導入する予算がありませんので、うらやましい限りです。
●植物工場は、製造業
農業は、農家
生産する作物は同じでも、経営方針が違います。
農家が、植物工場を経営すれば、もっと生産効率が上がると思われます。