人口増・食料不足に砂漠農業
10/7
国立大学の教授との会話
つい先日、国立大学の教授と面談の機会があり、生命科学、植物生理学、微生物からコロナウィスルスについて、一連の解説を、末席で伺う機会がありました。
かなり、ふり幅の大きいはなしでしたので、農業に関係するとことを少しお話すると・・・
・地球の環境変化は今後も起こり、異常気象および気象の変動が起こりやすくなる。
・世界の人口は、1950年代の25億人から、現在76億人、2050年には93億人と予想される。
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●食料事情はさらに悪くなる
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●食料生産を増やすためには、どうすればいいか?
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●砂漠での農業が不可欠となる。
[砂漠で農業は可能か?]
・可能である。
[理由]
・砂漠の砂の1m下には、多くの微生物がいることがわかっている。微生物はコロニーを作り、良い環境では、植物の影響分になる窒素を生み出す微生物により、窒素の供給もできる。
また、水分の抜けもよいことで、土壌障害も出にくい。設備・機械で環境は制御できるので、問題ない。その他の課題もあるが、解決は可能である。
・植物は、劣悪な環境でも、生存できる可能性を持っている。植物の持っている機能を引き出すには、植物ホルモンが必要である。
・微生物の中には、植物ホルモンに似た物質を作り出すものがある。これにより、充分なホルモンの補給があると、潜在的な機能(太古の地球の劣悪な環境で生きてきた能力の一部)が発現する場合がある。
これからの農業は、砂漠の利用ということでした。