農福連携で幻のとトマト生産
8/19 障碍者施設で農業を作業に取り入れているところが増えております。
野菜やキノコの作業が多いようです。
●作業の場の提供・・・キノコは作業が多い
利用者さんでは、何か作業があることが、働きがいがあり、利用定着が安定するといわれています。
その点、キノコは、収穫、洗浄、カット、袋詰め、ラベル張り、梱包 など作業がいろいろあります。
●新しい試みを行うことも可能
障碍者施設は、厚生労働省関係の管轄です。一方農業は農林水産省の管轄です。農業の場合は、県および農業改良普及センター、JAなどが指導する場合が多いですが、慣行農業の指導となります。慣行農業とは、JAなどが指導している従来の農法です。農薬や肥料設計など、マニュアル化されています。
先端農業では、無農薬(農薬不使用)栽培や有機(化学肥料不使用)栽培も可能です。
慣行農業での、指導では、農薬を多用する栽培となります。
障碍者施設で、品質が良く、無農薬、および減農薬で、よいものができれば、アピールポイントが増えます。
●下記の画像は、ある県の障碍者施設での、希少ブランドのトマトの栽培の様子です。
栽培管理は、大学を出た管理者の方が研修を受け、栽培方法を学び、障碍者さんと共同で手入れし、収穫することができました。
トマトは、ルネッサンストマトと言って、単一結果(受精しなくても、果実ができるもの)です。比較的古い品種です。
多くのトマトは、蜂をハウス内に飛ばして、受粉させます。障碍者施設では、障碍者の方が蜂にさされたらいけないとして、蜂を使わない品種を選び、栽培しました。
しかし、単一結果の作物は、花や実がなかなかつかない。
そこで、活躍したのが、植物アスリート農法で利用する、植物天然ホルモンです。
●県の肝いりで始めた栽培事業ですが、公的機関ではお手上げ状態
ルネッサンストマトの指導ができなかったのです。
●施設長さんが、植物アスリート農法に救いをもとめられ、1週間で回復し、新聞に栽培の様子が紹介されました。これを見たバイヤーが買いに来るほどになりました。
●希少品種の訳は、ルネッサンストマトは、頭がとがっています。輸送中頭が痛むと商品価値が下がります。このため輸送に不向きなので、栽培が減少しました。
あたまがとがったルネッサンストマト
樽型養液栽培で障碍者施設栽培