植物アスリート農法
6/11 植物アスリート農法に挑戦
本日、ご主人と奥さんを相手に、植物生理学の講義を行い、植物アスリート農法にチャレンジすることになりました。
福岡県の山奥 八女市星野村
中山間地の活性化のお手伝い
●ジョウロで、天然植物ホルモンと液肥の混合液を散布してもらいました。
①上左:鹿角霊芝霊芝 ②上右:ヘーゼルナッツ ③下左:ヘーゼルナッツ ④下右:鹿角霊芝
ここは、無農薬のお茶の産地、とても稀少な栽培です。
標高500mの九州山脈のふもとということで、病気・害虫が比較的少ないことで、頑張って無農薬の栽培(特別栽培)を行っています。
ことしから、霊芝、モリンガ、ヘーゼルナッツなどを栽培し、無農薬のお茶これらをブレンドした特性茶を販売されます。
・ヘーゼルナッツは、ムササビが飛来して、少し食べてしまったようで、金網が張ってありました。
●促成栽培を行うため、「植物アスリート農法」にチャレンジ
植物アスリート農法は、いままでの農業とは別の観点で、栽培する新しい農法です。これまでの慣行農法では、化学肥料を効果的に使う方法で、収穫を上げていましたが、3年後あたりで連作障害など土壌障害が出たり、病気がよく発生します。
●「植物アスリート」は、植物を鍛え、植物をスポーツ選手のように、運動能力を高めるアプローチです。植物ホルモンを要所で使います。
オーキシンやサイトカイニンは、植物では数億分の1gしかなく、成長の途中でなくなることがわかってきました。なくなると栄養を与えても吸収しません。オーキシンやサイトカイニンが補充されるとまた成長します。
そこで、なくなったものを与えると、成長を継続します。これが天然植物ホルモンです。
・栽培最初に、サイトカイニンの力をかり、根を発達させます。
・根が張ったら、オーキシンに自動的に切り替わり、葉茎が成長します。
・サイトカイニンは、初期のころからカルス(未分化細胞)を増殖させます。
新しい細胞がどんどんできることで、免疫力の強い体になり、病気がきても発生しにくくなります。
また、土壌障害があってもマングローブのような根の働きを生み出し、化学肥料の塩害のある土壌でも、すくすく育つようになります。
●調合の方法は、生育段階によって、異なります。定期的に指導に出向いています。
また、経過を報告します。