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あぶない農業と儲かる農業

HB101と馬鹿苗病

2020/05/24
全般/植物ホルモン 0
5/24
自分もお米栽培を行っていますが、これは知人の苗場です。
苗が細く、ヒョロヒョロです。苗ずくりをきくと、HB101を使ったとのことです。
自分も稲作で昨年使い、失敗した資材でが、葉菜類では効果がありました。
本日は、HB101を分析していきます。
nae13.jpgnae14.jpg
HB101は自然由来の成長促進剤と書かれてあり、スギ、桧、松、オオバコから抽出された物質が成分のようです。
●成分は、一般分析
粗蛋白質0.1%、粗脂肪0.4%、粗灰分微量糖質0%、粗繊維0%、
無機質分析は、
ナトリウム41mg/L、カルシウム33mg/L、鉄1.8mg/L、マグネシウム3.3mg/L、ケイ素7.4mg/L
窒素97mg/L
と書かれいます。昨年自分も使ってみましたが、最初は生育が良く見えたのですが、稲が細く、ミルキークイーンの田んぼでは、もともと細い苗のため、穂が垂れて水につかり大ダメージに。
いろいろ勉強し、大学の教授にも教えを請うたところ、ジベレリン系の合成ホルモンが使ってあつのでは?とのことになりました。となると合点がいきます。
ジベレリンは、ブドウなどで使われる、植物に疑似生殖を思い込ませ、種なしブドウを作る合成ホルモン。生育促進、種子の発芽促進の効果があります。樹木では、「杉」「ヒノキ」で利用されます。ここで、HB101とジベレリンの関連性が出てきました。
ジベレリンは、細胞自体を大きくする効果があるため、説明書通りに使うと、成長方向に細胞が肥大化し、稲の苗の段階では、よく見えますが・・・
bakanae1.jpgこれは、馬鹿苗病(右)ジベレリンが影響します。
背丈が、正常な個体のほぼ2倍に達し、葉色は薄く節間は長く倒れやすい個体となる。また分蘖(ぶんけつ)も僅かとなり、収穫に悪影響を及ぼす病気です。
薬と毒は隣りあわせですので、薄く使うと、効果があるように見えますが、結果的に収穫がまず落ちます
植物ホルモンは、数種あって、それぞれ、協調、あるいは調整しながら、成長、開花、結実に作用しますが、突出した場合、別の効果が現れます。
saibou3.jpg
ジベレリンは、細胞肥大化、ぶんけつが少ない。
健全な苗は、茎葉がしっかりしています。上記と比べて一目瞭然です。
結論として、実をつける稲などでは、すくなからずジベレリンによる馬鹿苗の病気を引き起こし、収穫量減少につながる恐れが高いことと、苗づくりで希釈量を誤ると、うまく育たない危険性があり、不向きであるとおもわれます。果実を必要としない葉菜類なら大丈夫ということでしょう。
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101.jpg


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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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