天然植物ホルモン3露地で利用
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天然植物ホルモンは、多くの利用の方法がありますが、「定期散布」で生育を促進し、免疫力を高め、病気にかかりにくする使い方が一番簡単な使い方です。
植物工場や養液栽培、果樹栽培、キノコ栽培、微生物活性化など幅広く使える上、さらに「対処療法」で生育障害や病気からの快復など、目的に応じて対処できる使い方もあります。こちらは、少し複雑なので、まずは、露地栽培で「定期散布」からご紹介します。
[露地栽培]
露地栽培では、目出しの時、薄く散布すると、発芽がそろいます。
根から活動するようになります。
定期的に散布することで、免疫力がつき、病気にかかりにくくなります。
実がなる作物は、その時期の前に少し濃く散布すると、代謝が促進され、葉や茎の成長から、実の成長に切り替わります。
その後薄く散布することで、栄養成長も継続して、実と茎葉が同時に生育する環境が続くようになります。
・作物栽培で一番大事なのは、苗の段階です。
ここで、上部な根をつくることが第一です。
・左下の画像は、稲の苗です。天然植物ホルモンを薄く散布しています。苗は、葉茎が伸びすぎると、根張りとのバランスがくずれますので、途中で生育が低下します。このように節間の短い稲で、根がしっかり張ったものがのぞましいとされます。
・右下は、トマトの苗です。根がびっしり張っています。これは天然植物ホルモンは使っていませんが、いい状態です。