果樹の年2回栽培可能か?
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(Q)果樹の年2回栽培は国内でも、可能でしょうか?
(答え)可能です。
(Q)どうすればいいのか?
(A)植物の適温を保つことが1つ目です。
植物が活動する温度は、多くの植物では15℃を下回ると、活動を停止してしまいます。
活動を止めないためには、加温することです。
(Q)ビニールハウスなどで、加温するだけでいいのか?
(A)加温では、生育が継続しますが、花芽はつきません。
花芽をつけるには、冬の寒い時期に、一旦寒さを与え、その後ゆっくり加温することで、植物は春を感じ、花芽を着けます。
よく見られる現象は、桜の狂い咲きです。
秋に時々見れれる現象です
これは、秋に急に寒くなったあと、その後また温かさが戻ったときにおきます。
狂い咲きの桜は、春にまた花を咲かせます。
(Q)果樹は背も高く、広い空間を温める必要がありますが、加温コストが高いのでは?
(A)空間を温めるには、大きなカロリーが必要ですが、植物は、「根」=培地=土を適温を維持してやれば、朝日を受けて光合成を行います。
培地の加温で充分です。
ただし、花芽の凍結を防ぐ仕組みが必要です。この点ビニールハウスなら大丈夫です。
●成功した果樹
ブルーベリー、ブドウ
●使った資材
SDK(ソーラーヒート・アクティベーション改めソイル・デュアルキーパー)
培地の加温と加冷を、自動的に温度管理および潅水するシステム
潅水型と循環パイプ型とあります。
令和元年の特許製品です。これで、果樹の2期作、果菜類(イチゴ、トマトなど)の周年栽培ができます。(実証済)
●効果
加温・加冷で、花芽を継続できます。
促成栽培、抑制栽培で、出荷時期を調整できます。
糖度、大きさを調整できます。
(図:ブルーベリー) (図2)SDKS加温加冷自動潅水システム