原木椎茸栽培120年の老舗
2/27 福岡県添田町に訪問
椎茸栽培で、創業120年の事業者さんに訪問
椎茸栽培で、日本一位は大分県、二位は宮崎県ですが、自然栽培から人の手を加えた栽培を早くから取り入れたところは、九州ではココ福岡県添田町・・・英彦山(ひこさん)の麓(ふもと)です。
英彦山・・・日本三大修験山の一つです。
ここで林を利用した椎茸原木栽培を視察しました。
[藤川農園]さん
創業:明治44年
従業員:ご家族3名+パートさん10名程度
原木栽培:45,000本
年間生産量:約3トン/乾重
重機:バックホー、バケット 4tクレーン
乾燥機:大型15台
販売:すべて直売
・椎茸原木については、後日掲載しますが、原木の取扱は、デリケートかつ大胆です。
ホダ木の熟成は2年ほどですが、温度湿度管理がとても難しいとのことです。
ただし、原木が育った林の中では、とても簡単と言われます。同じ自然環境なので、その環境の温度湿度および周りの雑菌には免疫力がついており、菌を打ち込んだあとも、自然に熟成するようです。
しかし、多くのホダ木を栽培するには、場所が少なく、多くは移動せざるを得ないようで、そうなると原木の熟成や栽培時の椎茸発生の歩留まりが下がるとのことです。
これを、管理するのが長年の技術ですが、毎年天候が変化するので対応がますます難しくなるようです。